神戸市で起きた連続児童殺傷事件で、当時小学6年の男子児童が殺害されてからきょうで26年が経ち、父親が手記を寄せました。

26年前、土師淳君(当時11)が当時中学3年の少年に殺害されました。父親の守さんは手記を寄せ、「何年経とうとも亡くなった子どもへの想いは変わることはありません」と思いを綴り、6年前を最後に手紙が届かなくなった加害者に対しては、「何故、次男の命が奪われなければいけなかったのか、答える義務があると思いますし、答えて欲しい」としています。

また、神戸家裁が全ての事件記録を廃棄していたことが去年になって発覚したことについては、「遺族の事件記録を閲覧したいという思いをないがしろにするような行為は、絶対に許されるようなことではない」と訴えています。