【柏崎市民】
「結局、市が処理するようになりますね。私たちの税金ですよね。でもしないわけにもいかないですしね」
「正直言ってなんで今頃…。早くやればそれだけ処理費用もかからなかっただろうし、今みたいに新型ウイルス対策でだいぶお金を使ったような時だとなおさら大変でしょう。処理するのはわかるけど、億となると私たちには想像できない額だから…」

柏崎市の桜井雅浩市長は当時の経緯を知る人物の1人です。

【柏崎市 桜井雅浩市長】
「平成の段階で市が購入しているところでございます。実はその時、私は議員でございました。柏崎市の今の職員の中にも議員さんの中にも、当時のことを知っているのは私か、もう1人くらいだろうと承知をしております」


そもそも柏崎市議会は、土地を購入する段階でタイヤの処分法について協議したのでしょうか?

【柏崎市 桜井雅浩市長】
「そこに実は古タイヤがあったということは、少なくとも私は承知をしておりません。産業廃棄物の処分地にさせないために購入することは承知していて、そのようにしてもらったわけですけど、そこに古タイヤがあるとは承知しておりませんでした」

購入当時に市議だった桜井市長の耳には、廃タイヤがあるという情報は入らなかったといいます。
もし仮に、当時「廃タイヤがある」という報告があったとしたらどうだったのか?

【柏崎市 桜井雅浩市長】
「当時、タイヤは燃料にもなる有価物としての一面もありましたので、古タイヤを処分すべきか資源として活用できるのか、という議論がなされたのではないかと思いますが、そういった情報は私が知る限りでは聞かされていませんでした」