■MLB エンゼルス4‐2 ツインズ(日本時間22日、エンゼル・スタジアム)

エンゼルス・大谷翔平(28)が本拠地のツインズ戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場。6回、99球を投げ被安打2、奪三振9、四死球4、失点1で防御率は3.05だった。打撃では3打数1安打1四球で打率は.287となった。

本拠地でのツインズ戦は2018年5月13日以来、5年ぶりとなった大谷。立ち上がり、先頭打者に四球を与えたがツインズ2番・C.コレア(28)をショートゴロ併殺打、3番・A.キリーロフ(25)を138キロのカットボールで空振り三振。2回も先頭打者に四球と不安定なコントロールだったが5番・K.ファーマー(32)をスライダーで空振り三振、7番・W.カストロ(26)を138キロのカットボールで空振り三振を奪った。

3回、2死を奪うと1番・J.ギャロ(29)に2打席連続四球、大谷は3イニング連続四球を与えると2番・コレアにはスイーパーが甘く入り右中間へタイムリー2ベース。2死から与えた四球が得点に結びついてしまった。

1-1に追いついてもらった5回、大谷は先頭打者にヒットを許したが続く8番・D.ソラーノ(35)を135キロのスライダーでサード併殺打、その後も死球で走者を許したが1番・ギャロを149キロのシンカーで三振に奪いガッツポーズ。カットボールとシンカーを中心に使い粘りのピッチングを見せた。

6回、球数が80球近くなるとギアを一段上げた。2番・コレアを157キロのストレートで空振り三振、3番・キリーロフを135キロのスライダーで見逃し、4番・フリエンを137キロのスライダーで空振り三振と4者連続三振を奪った。大谷は6回、99球を投げ被安打2、奪三振9、四死球4、失点1で降板となった。

打撃では1回の第1打席、1死一塁で2023年WBCベネズエラ代表だったツインズ先発、P.ロペス(27)と対戦。二刀流での試合は打率.444と好調の大谷、1球目、154キロのストレートを詰まりながらもセンター前へ弾き返し2試合連続安打をマークした。

3回の第2打席はファーストゴロ、5回、2死二塁のチャンスでは今季2度目となる申告敬遠、エンゼル・スタジアムは大ブーイングが起こった。7回1死三塁の場面ではセカンドゴロに倒れた。大谷は3打数1安打1四球で打率は.287となった。チームは大谷降板後の7回に勝ち越し、貯金を2とした。