アフリカのセネガルでは近年、ごみ捨て場から生まれたばかりの赤ちゃんの遺体が発見され、母親が相次いで逮捕されています。なぜ女性たちは、産んだ我が子を捨ててしまうのか。現地取材から女性の貧困や教育について考えます。

巨大ごみ埋め立て地に潜入 セネガル

アフリカ大陸の最も西にある国セネガル。近年、経済の成長により人口は急増する一方で、ゴミ焼却施設などの都市インフラの整備が追いついていません。

首都ダカールから車で40分ほど、街の外れにあるアフリカ最大級の埋立地・ブブス。

須賀川拓記者
「先がさ、完全に霞んでるのわかる?」

あまりに広大なため、資源ゴミを拾う人たちによるコミュニティが出来上がっています。

須賀川記者 
「あそこに集落がある。普通に村がある。この辺丸々経済圏だよね。完全に」

周辺には、ゴミに混ざる資源を回収する廃品回収業者が建てた小屋が建ち並んでいました。

埋め立て地の責任者
「ここには少なくとも1日3500トンのゴミが集まります」

およそ50年前に作られたこの埋立地には、今も日々大量のゴミが運び込まれ、その一部は地形と化していました。

須賀川記者 
「ここは山の上だったんですけど、これ見て。めちゃくちゃ広いよこれ。ゴミが堆積して地層みたいになってる」

そして、この巨大埋立地にはある闇が・・・