この日、完成したミニランドセルをお客さんが受け取りに来ました。

■受け取りに来た女性
「すご~い、使っていたままの汚れがありがとうございます」

女性の息子が使っていたというランドセル。

反射材など細かい部分もそのまま残しました。


■受け取りに来た女性
「うれしいですね6年間使っていたので…感動しちゃう。(息子が)自分の手元に置いておきたいと言っていたので息子に渡して、たぶん机に飾るんじゃないかなと思う」


■中島顕さん
「すごくうれしくてねああやってよろこんでもらえると。見てもらって昔を思い出してもらったりずっと自分の手元に置いてもらいたいなと思う」

ものづくりの道に入って50年以上の中島さん。

飽くなき探求心で近年はSDGsを意識して、余った革材料の有効活用にも力を入れています。


要望に沿って革のペンケースや小銭入れなどを作っていて、その種類は40以上にまで増えました。

■中島顕さん
「お客さんの希望や要望を聞きながらまだまだいろいろ作っていきたいと思っている。まだまだ全然ミニランドセルにしても満足していないし自分でももっとよろこんでもらえるように努力していきたい」


一人ひとりの思い出を形に。

中島さんは、これからもお客さんに寄り添いながら作り続けます。