■中島顕さん
「作ることによってお客さんとふれ合えるというのが一番うれしかった。よろこんでいただいたり直接意見を聞いたりすることができるのでやりがいもある」

独学で2005年から「ミニランドセル」作りを始めると、全国でもあまり例がなく、その丁寧な仕事ぶりから評判を呼び、県内外から注文が殺到。

年間で1000個以上を作ったこともあります。


こだわりは6年間の思い出が詰まった元のランドセルの雰囲気を残すこと。

届いたランドセルの糸の色や金具の位置などを細かくメモで残し、忠実に再現していきます。

■中島顕さん
「このダイヤももとのやつをはがしてつけた。注文のときになるべく刺繍を残してほしいという希望があったので」

外しておいた留め金もきちんと使います。

肩ひもを留め金具と結び、プレートを元の位置に付けて完成です。

元のデザインとほとんど変わらない「ミニランドセル」が出来上がりました。


■中島顕さん
「1本1本にそれぞれ思い出があると思うのでなるべくそれを感じて残せるようにと心がけて作っている」

「ミニランドセル」を作り始めて20年。

お客さんから感謝の手紙が届くこともあり、中島さんは大切に残しています。

■中島顕さん
「『再現の素晴らしさに驚ききょうはいい日』だと感じてくれたというのは本当うれしいなと思う」

「こんにちは~」