病気などで目が見えづらく、音や声を頼りに生活している“ロービジョン”。難病で視力が低下した男性が、レーザーを使った網膜投影技術のカメラで見た30年ぶりの風景とは。
“ロービジョン”の生活“網膜投影”カメラとは…

ぼやけた世界で暮らしている人たちがいます。
福山耕太さん「これなに?」
妻「サラダと横にトマト、きんぴら」
福山さん「仕切りがあるからわかってるだけで、言われなかったらトマトとわからない」
テレビを見るときは…
福山さん「この辺で見てるよね、いつも」
妻「(見やすいソファの)高さとかすごい調べたんだよ」
福山さん「そうだよね、調べてくれたんだよね」
福山耕太さん(44)。高校2年生のとき、異変が起きたといいます。
福山さん
「黒板の文字が見えなくなってきたと思って、メガネを買いに眼科に行ったら、そのまま入院させられて…」
「シャボン玉の油膜を強くしたようなものが常に見えている。その周りがぼやけている感じ」