自民党の最大派閥「安倍派」が16日夜、東京都内でパーティーを開きました。突出したリーダーは不在で、安倍元総理の後継者を大々的に発表するには至りませんでした。

自民党 安倍派 塩谷立 会長代理
「いずれ(安倍派を)引っ張っていくリーダーも必要でしょうし、誰がなっても、集団として、あるいは派閥として、しっかりこれから日本の政治を動かしてまいりたい」

この日のパーティーで「安倍派」を代表して挨拶に立ったのは、会長代理を務める塩谷元文科大臣でした。安倍元総理が会長時代に任命した派閥幹部による集団指導体制を代表したかたちです。

塩谷氏は安倍元総理の遺志の継承と、最大派閥として、岸田政権を支える姿勢を強調しました。

中心メンバーで挨拶に立ったのは、参議院を代表した世耕参院幹事長と、会長代理の下村元政調会長のみ。ともに有力後継候補に名前が挙がる、松野官房長官や西村経産大臣、萩生田政調会長はマイクを握りませんでした。

来賓として出席した岸田総理は、「安倍派」を「岸田政権の屋台骨」と持ち上げ、「自民党最大の政策集団とともに力を合わせて、国民の期待に応えていきたい」と呼びかけました。

2か月後には、当初、派閥の幹部たちが後継体制発足のめどとしていた安倍元総理の1周忌を控えますが、複数の派閥の有力者は「当面、現在の集団指導体制が続くことになる」と言います。安倍氏の死去後もメンバーが増え、100人に達した最大派閥の行方は不透明なままです。