昨年の世界陸上オレゴン男子100mの金メダリスト、F.カーリー(28)が、15日にASICSプレゼンツ「フレッド・カーリー選手短距離クリニック」(東京・江東区)に参加。高校生・大学生のスプリンターたち約20人に走り方のコツを伝授した。
イベントでは、自らが声を出しお手本となり、ドリルやダッシュを学生たちと行った。時には「100%で走れ!」など熱い言葉で指導。実際にカーリーが100%の全力疾走を見せると、学生たちからは大きな拍手が沸き起こった。
“スポーツを通じて子供たちの健やかな心身の成長を支えたい”という思いをもとに実現したイベント。「クリニックを開催するのが初めてだったので、最初は緊張していたけど、どんどん楽しくなっていて、いろんな国の方々に教えるのはとても楽しい経験でした」と話した。
最後はカーリーから学生たちに「過去は振り返らず自分を信じて前に進んでください」とエール。
次戦は、21日開催のセイコーゴールデングランプリで、「(パリ五輪の)金メダルに向けて記録を伸ばしたい。ただそれを目指して頑張っているんだ。目標は世界記録で、全ては準備なので、それに向けて準備しているよ」と意気込んだ。