富山市と金沢市を会場にしたG7教育大臣会合は13日に2日目を迎え、各国の大臣と地元の子どもたちが教育について意見を交わしました。

富山市で行われたオープニングセッションの冒頭、永岡桂子文部科学大臣は「急速なデジタル化は教育現場に大きな変化をもたらしている」と述べた上で、この会合を今後の教育のあり方を議論する集大成の場にしたいと強調しました。

また、富山市と金沢市の中学生10人が、「自分と社会のより良い未来を創るためにできる事」をテーマに話し合い、取りまとめた内容を各国の大臣を前に英語で発表しました。大臣からは、将来の夢やアフターコロナの教育現場のあり方などについて次々と質問が飛びました。

金沢市立長田中3年の大沼由佳さんは「大臣からの質問は少し難しいテーマもあったが、その経験をこれからの学校生活に生かしていきたい」と話していました。G7教育大臣会合は14日から会場を金沢市に移し、具体的な討議の成果を共同宣言として採択する方針です。金沢駅周辺では14日からの市内での開催を前に、警察官が要人警護に向け不審物がないかなど警戒を強めていました。また、金沢城公園と金沢21世紀美術館は14日に臨時休園、臨時休館します。