12日、政府が提出した入管難民法の改正案が参議院で審議入りしました。日本維新の会の梅村みずほ議員は、入管施設で亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんについて、「支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながったおそれも否定できない」と主張。議場からは抗議の声が上がりました。
「入管法改悪反対!」
記者
「政府が提出した入管法改正案に反対する人々がたくさん集まっています」
デモ参加者
「3回目の(難民)申請でダメだったら無条件に返す。それ自体が殺人行為です」
「難民を送還するな!難民を殺すな!難民を収容するな!難民認定をちゃんとやれ!」
外国人の長期収容の問題の解消などを目的とした入管法改正案が参議院で審議入りしました。
入管法改正案をめぐっては、2年前、入管施設でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が亡くなったことを受けて廃案となりましたが、今国会に政府が再び提出した改正案にも「外国人の送還停止を原則2回の難民申請までに制限する」規定が残るなど、その大枠を維持しています。
改正案に賛成の立場の日本維新の会所属の梅村みずほ参院議員からは、こんな発言も…
梅村みずほ 参院議員
「ウィシュマさんの映像を総合的に見ていきますと、よかれと思った支援者の一言が、皮肉にもウィシュマさんに“病気になれば仮釈放してもらえる”という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながったおそれも否定できません」
発言を問題視する声があがり、議場は一時騒然となりました。
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