出会いは15年前 職場でいじめ 休職中に「私にとって救いだった」
近藤顕彦さん
「私ちょうどその頃、職場でいじめを受けていて休職をしている最中だったんですよね。ちゃんと寝られないだとか食事もあんまりよくとれないだとか、そんな状態の時だったので、私にとっては救いだった。初音ミクの歌を聴いて動画を見るのが私にとっては心の救いだった」
――なぜ結婚に?
「2008年の5月ぐらいから初音ミクのことを好きになって。いろんな動画なり歌なりを聞くようになったんですけど、2018年の5月を迎えて、10年間ミクさんをずっと好きで居続けて、もう10年好きで居続けたらもう気持ちが揺れることはないだろうと」

――ご家族にはどのように話した?
「ミクさんを愛しているので結婚式をやろうと思うと母と妹にも言いました」
――どんなリアクションでしたか?
「残念ながら理解はしてもらえませんでした。結婚式も来てくれなかったのでそこは残念ですけど、来る来ないも本人たちの自由ですから。自分と同じように考えている人たちの背中を押せればいいなと結婚式をあげた。そういう風にしたいと思っている人たちが世の中には潜在的にいるって思っています」