市教委が『いじめ』を認める 『隠ぺい』は認めず

 5月11日に会見を開いた神戸市教育委員会は…。

 (神戸市教育委員会の会見)
 「調査委員会の調査結果を重く受け止め、いじめの事実を認定するとともに、事案発生当初より真摯に徹底した調査を行うべきであったと考えており、深くおわび申し上げます。(Q隠ぺいしていたという指摘については?)公文書の該当性を限定的に解釈していたと。故意に隠ぺいしたという判断はできないと考えております」
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 いじめから18年。当時のことを思い出すことはほとんどなくなったというAさん。教育委員会に対して、こう話す。

 (Aさん)
 「教育委員会には『いじめの隠ぺい』を認めてほしいという気持ちはあります。生きてきたからこそ、結果に立ち会うことができたなと思います。逆に僕が当時自ら命を絶つという決断をしていたら、死人に口なしじゃないですけど、そういった意味で調査ができていなかったら今頃どうなっていたのかと思うと、ちょっと恐ろしいですよね」