秘密は「特殊なフィルム」にありました

宮城大学食品保存学研究室 兼田朋子准教授:
「今回使ったのがこのフィルム。MA包装といいます」

宮城大学の兼田朋子准教授。鮮度を保つため利用したのが特殊なフィルムです。フィルムには、髪の毛の太さ程の穴が所々に開いています。

この小さな穴によって、鮮度が落ちないよう酸素と二酸化炭素が出入りする量を適切なバランスに保ちます。

さらに輸送コンテナの中を凍る手前の1度に保ち鮮度を維持するということです。

宮城大学食品保存学研究室 兼田朋子准教授:
「バイヤーさんが航空便と変わらない品質であると。エクセレンスであるという評価を下さって、早急にその日のうちに取引のあるスーパーさんに並べてくださったんですね」

この方法で今年2月から3月にかけて、県内産のイチゴ「もういっこ」1280パックを香港に船で輸出しました。

輸送期間は16日間。通常なら鮮度が落ち、売り物になりませんが、兼田准教授らの方法では、品質を保ったまま地元の小売店で販売できました。イチゴの海上輸出は、県内では初めてです。

宮城から3000キロ離れた香港。市場には、日本のイチゴも並んでいますが、ほとんどが空輸によるものです。