レノファ山口の名塚善寛監督の解任が発表され、暫定的に中山元気コーチが指揮を執ります。レノファ山口はここまで14試合を戦い、18位で、ここ7試合は勝ちがありません。中山監督は初陣・徳島戦を前に10日、報道陣に心境を語りました。インタビューの全文を掲載します。

Q今回の話はどう聞き、どう思いましたか?

中山監督
「まず名塚さんが解任されたということを、直接名塚さんから聞きました。その後、社長、会長と連絡を受けて、今回暫定で監督をやるということを引き受けました。当たり前ですけど、解任された原因の一部でもありますから、コーチとして。そこに責任を感じますし、それを聞いたときは驚きました」

Q今後どんなチームにしていきたい、どんなところを改善していきたいなど 率直に思うことは?

中山監督
「もう決まったことですし、自分がこうやって監督を引き受けた以上、覚悟を持って前に進んで、みんなでやっていきたいと思っています。応援してくださる方々がたくさんいるので、そういう方々に勝利を届けられるように、シンプルに徳島戦に勝つための準備を、今日からスタートさせようと思っています。具体的にどうしようっていうよりかは、物事をシンプルに考えて進めていけたらなと思っています」

Q今日の練習でシュート、そしてフィニッシュを公開した理由は?

中山監督
「今は失点数と得点数を逆転させたい、させることが大事だと思います。勝負の決まる局面はゴール前で起こると思いますし、そういう練習を今日はやろうと思っていました。攻守において大事な部分になると思っていますし、プレーすることが大事だと思うので、その回数をシンプルに増やしていきたいなと思っています」

Qこの日が練習開始になりますが、選手の皆さんにはどのようなメッセージを?

中山監督
「選手たちにも同じように、僕たちはピッチで応援してくださる皆さんにサッカーで示す、サッカーで結果を出すことをやるしかないと思っています。それをやるためにみんなで一丸となってやりましょうという話をしました」

Q監督の話を聞いて選手の表情は?

中山監督
「みんな簡単なことではないと思います。ただ今日スタートさせて、サッカーをしているとみんなどんどんどんどんサッカーが好きなんだっていうのが表現されていたと思うし、それをシンプルに試合でも、勝つためにプレーをする、表現するっていうことができればいいなと思ってます」

Qどんなチームを目指して、どんなプレーをサポーターに見せたい?

中山監督
「設立の目的に夢、感動、元気を共有できるチームってあります。ゲームを見て、本当にサッカーを見て、そういうものを感じてもらえるような、アグレッシブなサッカーができればと思います」

Q練習に向かうとき、いつもと違う気持ちだったんじゃないかと感じていますが、どのような気持ちだったか教えてください

中山監督
「引き受けることは自分が決めたことですし、自分が決めてさえすれば、決めちゃえば進むしかない。そう自分の中では気持ちとして持ってます。徳島戦に向けて、絶対勝つんだという気持ちで、前に進んでいくしかないと思ってます」

Qチームからの発表は暫定的に監督就任だが、中山監督自身は暫定という言葉をどのように捉えていますか?

中山監督
「暫定でも、そうじゃなくても、監督というポジションを引き受けた以上、責任を持ってやる。暫定だろうが関係なく、この状況の中で自分が指揮をとるために、ライセンス等にも行っていましたし、そうなったときに下されたことに対して、自分は意志の問題であって、やるって決めたら、やる。それに向けて自分の決めたことに対して行動をとっていく。シンプルに自分の頭の中で気持ちと合わせて考えて、やっていこうかなと思ってますし、選手たちも、実際に今日ピッチを見てもらったと思うんですけど、選手たちからもそういうプレーが出たんじゃないのかなと思います」