「きょうのイチオシ」は進化する工場見学の世界です。ファン獲得へ。いま誰もが知る飲食品メーカーが、見学施設をオープン&パワーアップさせているんです。取材すると、それぞれに魅力的な“映えスポット”がありました。
■“お口の恋人”美味しさの秘密 ロッテ浦和工場

まずやってきたのは「お口の恋人」でおなじみ、お菓子メーカー「ロッテ 浦和工場」(さいたま市)。実はこちらの工場、コロナの影響で2年以上にわたり工場見学が中止となっていましたが、5月16日、満を持してリニューアルオープンしました。
テーマは・・・“学校”です!
初日に訪れた齊藤さん親子。息子の翼くん(5)は初めての工場見学に興味津々です。
チャイムが鳴ると見学スタート!
教室で配られた「パイの実」の帽子を被り、「おかしの学校」の教科書を受け取ったら早速工場へ移動です。
今回見学したのは発売以来、50年以上愛され続けている板チョコ「ガーナ」の製造工程。“5段ロール”と呼ばれる機械でカカオを細かく砕くことによってなめらかな食感を実現しています。

工場でまず待ち構えていたのは、3D映像で“宙に浮く”チョコレート。さらに進むと、今度は壁に映されたチョコレートの滝が現れました。手をかざすと・・・滝が割れてガーナの美味しさのヒントが登場します!

基礎知識を学んだら、いよいよ製造工程へ。チョコの成形からクーラーでの冷却、銀紙に包装され、パックに詰められるまでを見ることが出来ます。
最後に教室に戻りガーナの美味しさの秘密について答え合わせをし、お土産にお菓子(「ガーナ」「キシリトールガム」「パイの実」「コアラのマーチ」など)を貰ったら授業は終了。
見学を終えた翼くんも「楽しかった!」とご満悦。
ロッテESG推進部 池田なつき課長
「(工場見学は)製造工程を見て頂くと言う所に終始しがちだったんですけど、やはり皆さん体験して頂く事で学びを深めるという所が大きくありますので、今回、体験型というのも充実させております」
さらに、思わず写真を撮りたくなっちゃう“映えスポット”も・・・
まるでチョコに飲み込まれているようなトリックアートです!
いまや工場見学には“映えスポット”が欠かせないのです!