宮崎県延岡市北浦町で「宮野浦八十八ヶ所大師祭」が開かれ、多くの参拝客が無病息災や家内安全を願いながら88の札所を巡りました。

弘法大師の命日、旧暦の3月21日に開かれている「宮野浦八十八ヶ所大師祭」。

江戸時代後期に疫病や火災を鎮めるため、延岡市北浦町の宮野浦に四国八十八ヶ所の土を運び石仏を安置したのが始まりと伝えられています。

10日は、朝早くから多くの参拝客が訪れ、地区内を1周するおよそ12キロの道のりを歩きながら88の札所を巡っていました。

(参拝客)
「みんなが幸せにいくように、その日、健康に過ごせるように(お願いした)」「コロナも早くもっと自由にできたらいいんですけど」
「ここ2、3年はコロナで来られなかったので、きょうは来てみた」

また、10日は、コロナ禍で中止されていた地元の人たちによる「お接待」が4年ぶりに行われ、参拝客は、ふるまわれた豆ご飯をおいしそうにほおばっていました。