熊本市民病院の診療費、約1億5400万円が回収できないまま時効を迎え、今年3月債権放棄されていたことが明らかになりました。

熊本市病院局によりますと熊本市民病院の回収できていない診療費=未収金のうち、時効を迎え債権放棄したのは、2014年度までの18年間に診療を受けた2577人分、1億5465万円です。

市は今年2月に対象者2865人に支払いの意思を確認する文書を送りましたが、一部を除いて支払いの意思が確認できなかったとしています。

市は、この1億5400万円を回収できないものとして処理しました。

市病院局は未収金事態は以前から認識していたとしながらも、過去の債権管理体制が不十分で、熊本地震以降は督促業務も停滞していたとしています。

市民病院はおととしも500人分の診療費 約2600万円の債権を放棄していて、回収不能となった未収金は、あわせて約1億8000万円に上っています。

市民病院は、時効を迎えていない未収金、約1000万円については、回収を進めているということです。

そもそも、なぜ診察代を払わないままの人がこんなにもいるのでしょうか。