旧統一教会が、合同結婚式や新たな施設の完成式典など大規模なイベントを相次いで開催しました。信者たちの献金によって建てられたとみられる豪華施設「天苑宮」。母親が多額の献金を続けているという元2世信者は、「献金の屍の上に築いた城」と語りました。
旧統一教会が「合同結婚式」 総裁が熱唱も…

無数のライトが揺れる中、アカペラで熱唱した旧統一教会創始者の妻で教団トップの、韓鶴子総裁。
教団の関連施設が立ち並ぶ韓国の清平。
ソウルから約2時間のこの場所に、多くの信者たちが訪れていました。
会場には、ウェディングドレスとスーツ姿のカップルたち。
教団にとって最も重要なイベントの一つ「合同結婚式」です。
韓鶴子総裁
「真の父母がつくった伝統を受け継ぎ、“天一国”が目指す理想の家庭を完成することを約束するか」

カップルたち
「はい!」
会場には、56か国から1300組が参加していたといいます。
現地で取材した、ジャーナリストの鈴木エイト氏は。
ジャーナリスト 鈴木エイト氏
「合同結婚式で生まれた2人から生まれた子どもが、初めて原罪のない神の子になる。(合同結婚式は)教団の構造・教えの核となるもの。漏れ聞こえる会話は相当日本語が聞こえていたのでかなりの日本人がいた」
2022年、高額献金や2世教育の実態が明らかになった旧統一教会。