“脱マスク”で分かれる判断 企業も模索

働いている人たちのマスクはどうなったのでしょうか。
身近な存在のコンビニ、接客がメインのメイドカフェ、高級品が立ち並ぶ百貨店を取材しました。

まず、コンビニは…

ローソンの店員はマスクをつけてもOK、外してもOK。自分で選べるようになりました。レジに垂れ下がったビニールカーテンも、店の判断で撤去可能に。

ローソンTOC大崎店 浅羽智也 店長
「(注文を)何度も聞き返してしまうことが今まであったので、今後はそういった部分が改善されることに期待したい」

次は、メイドとの会話を楽しむメイドカフェ。オープン前の朝礼を取材すると…

あっとほぉーむカフェイースト運営部 久頭見優大さん
「笑顔でコミュニケーションをとって、ご主人様、お嬢様に喜んでもらうことをすごく大事にしてきたので、マスクが無いほうが絶対に良いと思うので、今日から緊張するかもしれないけど、ニコニコ笑顔で」

5月8日からメイドはマスクなし。全員ノーマスクで声出しです。

「ご主人様、お嬢様のご帰宅です。お帰りなさいませ、ご主人様お嬢様!」

ちなみに“お嬢様”とは、女性客のこと。
この日、誕生日を迎えたお嬢様がマスクなしのメイドから祝福を受けていました。

誕生日の女性客「表情と明るさが伝わりやすいなと。ちょっと緊張しましたね。うれしかったです」

前日までマスクをしていたというメイドは、接客中にたびたび口元を手で覆っていました。気持ちをすぐに切り替えるのは難しそうです。

メイド「ウイルスが無くなったわけではないので、手洗い・うがい・アルコール消毒とかで体調管理をしっかりしていきたいな」

最後は、百貨店。こちらは、やや対応が違いました。オープン後の高島屋を訪ねると…

高島屋では接客する従業員はマスクの着用を「継続」。
マスク無しだと不安な客もいるだろうとの考えからです。

日本橋高島屋 中村卓矢 副店長
「お客様に安心して買い物して頂くために、従業員がマスクをしているとお伝えし、楽しく安心して店で過ごして頂きたい」