コロナ禍の3年間、私たちの生活は変化を余儀なくされました。
中でも観光業や飲食店などは大きな影響を受けてきました。
5類への移行という転換点をどう受け止めているのでしょうか?
松本駅近くにあるホテルブエナビスタ。

およそ1000人を収容できる施設では、翌日に控えた合同企業説明会の準備が進んでいました。


■重山敬太郎(しげやま・けいたろう)総支配人
「2類から5類への引き下げもあって、加速度的に大きな人の集う宴席や会議が増えてきました」
宿泊や宴会利用が落ち込み、売り上げが通常時の35%程度に留まった年もあったコロナ禍の3年間。


感染対策を手厚くした新たな宴会スタイルを提案するなど、試行錯誤を続けてきました。

■重山敬太郎総支配人
「何度も何度も波が来る中で、やはり守りが中心になってしまって、かなり厳しい3年間ではありました」
しかし、2022年の秋ごろから宿泊需要が持ち直し、宴会についても、5月の予約状況は好調で、ともにコロナ前の9割程度にまで回復。




5類への移行をさらなる「追い風」ととらえています。


■重山敬太郎総支配人
「コロナの3年間ずっと我慢し続けてきたホテル主催のイベントや、フードプロモーション、たくさん人が集えるようなイベントやビジネスを今まで以上に数も質も上げてやっていきたい」
ただ、感染対策が個人に委ねられるケースが増えることで、新たな対応が求められることも想定しています。



■重山敬太郎総支配人
「お客様同士の衝突や客に対する不満をホテルに伝えてくることも考えられますので、今まで以上に神経を使ってオペレーションしていかなければいけない」














