サッカー明治安田生命J2のいわきFCは、7日、去年までJ1だった強豪の清水エスパルスと戦い、9失点の大敗を喫しました。ただ、福島県いわき市から応援したサポーターは「何度でも立ち上がってほしい!」とチームの背中を押し続けます!

いわき市にあるダイニングバー「CHEKA」。

高橋広季アナウンサー「今日はいわきFCがアウェイで清水エスパルスと戦うということで、こちらのいわき駅近くにあるバーには、いわきFCのユニフォームを着たサポーターが集まっています」

こちらで開かれたのは、いわきFCの試合のパブリックビューイングです。

いわきFCサポーター「選手たちはめちゃくちゃ頑張っているので、自分らは信じて応援するだけです」
いわきFCサポーター「1年目からJ3みたいに調子よくいくのがありえないことであって、これが本当だと思う」

普段、日曜日は定休日ですが、20位と苦しむいわきFCをみんなで応援したいと、店長の鈴木雅之さんが特別に店を開けました。

鈴木雅之店長「いわきから熱い気持ちで応援できたらなということで、きょうオープンしました」

いわきから多くのサポーターが見つめるなか、清水エスパルスとの一戦が始まりました。試合が始まって、まだ1分もたたないうちに、清水に先制を許します。

思わず頭を抱えるいわきFCサポーター。試合開始早々、追いかける展開となります。その14分後には、2失点目を喫します。このあと、もう1点を失い、0対3で前半を折り返します。

鈴木雅之店長「清水エスパルスのレベル、クオリティが高くて正直、驚いています。(後半は)どうにか1点、ゴールシーンを見せてほしいです」

迎えた後半。悪い流れを断ち切りたいいわきですが、清水の猛攻になすすべなく、8点のビハインドでアディショナルタイムへと入ります。

一矢報いたいいわきは、このクロスボールを吉澤が頭で合わせ、待望の得点を奪います!足首の靭帯損傷などの大けがから復帰し、初めての出場となった吉澤のゴールでいわきが意地をみせます。

しかし、試合は1対9で大敗。強豪・清水エスパルスに格の違いを見せつけられる結果となりました。

いわきFCサポーター「めちゃくちゃ悔しいですけど、自分らは応援するしかないので頑張って応援していきます」
鈴木雅之店長「前を向いて戦っていくしかないので、負けても何度も立ち上がって勝利を信じて力強く前に進んでいってほしいと思います」

完敗と言わざるを得ない敗戦となり、いわきFCは20位から最下位に転落しました。次節は5月14日にホームで秋田と対戦します。