■MLB パイレーツ 1ー10 ブルージェイズ(日本時間8日、PNCパーク)

ブルージェイズ・菊池雄星(31)がパイレーツ戦で先発。菊池は6回1/3、93球を投げ被安打4、奪三振3、四死球2、失点0、リーグ2位タイとなる5勝目を挙げた。

今季、負けなしの4勝と好調の菊池がナ・リーグ中地区首位のパイレーツ戦に先発。パイレーツには通算2試合登板し、勝敗はなし。悪天候で試合開始が約1時間30分遅れ、菊池は立ち上がり、先頭打者に四球を許したが伸びのあるストレートで後続を打ち取り無失点に抑えた。

2回も5番・R.カストロ(23)を高めのストレートで空振り三振、6番・J.スウィンスキー(24)は外角低めのストレートで見逃し三振を奪った。

4-0とリードした4回、1アウトを奪って迎えたのが4番・C.サンタナ(37)、145キロのスライダーを捉えられ強烈なピッチャー返し、これが菊池の左腕に直撃。ショートがカバーして1塁をアウトにした。利き腕に打球が当たった菊池は続く5番のカストロを153キロのストレートでショートフライ。打球を受けた影響を感じさせず力でねじ伏せた。

6回、ヒットと四球で2死二、三塁のピンチを迎えたが5番・カストロに対し低めのボールで攻めていき、最後は153キロのストレートでサードゴロ、無失点で切り抜けた。7回1アウトを奪ったが7番・M.アンドゥハー(28)にレフト線への2ベースを浴び降板。ピッツバーグに訪れたブルージェイズファンはスタンディングオベーションで菊池をベンチに迎え入れた。菊池は今季最長の6回1/3、93球を投げ被安打4、奪三振3、四死球2、失点0、リーグ2位タイとなる5勝目を挙げた。