日付が8日に変わり、新型コロナウイルスの分類が「5類」に引き下げられました。

感染症法上の新型コロナの分類はこれまで、厳しい感染対策をとることができる「2類相当」とされてきましたが、きょうからは季節性のインフルエンザと同じ「5類」に引き下げられ、今後はコロナに感染した場合、外出を控えるかどうかは個人の判断に委ねられます。

ただし厚生労働省は、療養する際の参考として、▽「発症翌日から5日間」と「症状が軽くなってから24時間程度」は外出の自粛を推奨したうえで、▽「10日間」はマスクを着用するよう呼びかけています。

また、「濃厚接触者」の特定についても行わなくなるほか、これまでは無料だった検査や外来での医療費については患者の自己負担が発生します。

ただし、急激な負担の増加を避けるため、高額なコロナ治療薬については当面、無料とされています。