第3セットも接戦 名古屋・クレク選手が獅子奮迅の活躍
逆転で第2セットを奪って完全に勢いにのった名古屋。第3セットは、常に先手を取る展開で優位に試合を進めます。そして、サントリーの大エース・ムセルスキー選手のストレートを狙ったスパイクがわずかに外れて24対21。勝負は決したかに思えました。しかし、ここからサントリーが脅威の粘りを見せます。ムセルスキー選手の強打で1回目のマッチポイントをのがれると、山本選手が起死回生のサーブを連発。強気のサーブで名古屋の守備陣を崩し、得点につなげていきます。その後、ムセルスキー選手の渾身の一打が決まって、ついに25対24。逆転に成功します。しかし、ここからクレク選手が獅子奮迅の活躍。当然のように上がってくるトスをすべて決めきって、サントリーにつけ入る隙を与えません。逆に、30対31から連続で難しいスパイクを決め、32対31と再逆転。再びマッチポイントのチャンスをつかみます。ここで、サントリーにミスが出て万事休す。ウルフドッグス名古屋がストレートでサントリーサンバーズを下し、この大会に初優勝。見事、Vリーグとの2冠を達成しました。














