あきらめないディフェンス 第2セットは接戦に
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続いて行われた男子決勝は、大黒柱のバルトシュ・クレク選手を中心にミスの少ないバレーで勝ち進んできたウルフドッグス名古屋と、セッターの新人・山本龍選手以外はほぼベストメンバーで決勝に進出してきたサントリーサンバーズの対戦。Vリーグファイナルと同じ顔合わせとなりました。
大黒柱のクレク選手は健在なものの、Vリーグでの出場機会が少ない選手たちがコートにたった名古屋。大会ベスト6にも選出された山田脩造選手が「だからこそ絶対に勝ってやろうと思っていた」と語ったように、立ち上がりから気迫十分。連戦の疲れが見えるサントリーを圧倒し、25対16とあっという間に第1セットを奪います。
続く第2セットは、まさにがっぷり四つ。サントリーが持ち前の強打でリードを奪うと、名古屋が粘り強い守備で追撃。それでもサントリーがわずかにリードして、24対23とセットポイントのチャンスをつかみます。この局面で、セッターの山本選手の選択は、エースのドミトリー・ムセルスキー選手ではなく、藤中謙也選手。しかし、このポイントを決めきることができず、24対24とジュースに持ち込まれます。サントリーはそのあとも二度、セットポイントのチャンスをつかみますが、名古屋の全員が連動し、あきらめないディフェンスに阻まれ、決めきることができません。逆に、山田選手とクレク選手の強打の前に3連続ポイントを許して28対26。第2セットもウルフドッグス名古屋がものにします。














