■第10回木南道孝記念陸上競技大会・最終日(7日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

女子100mハードル決勝で、元日本記録保持者の寺田明日香(33・ジャパンクリエイト)が、自己ベストを0秒01更新する12秒86(+0.7)の大会新記録で優勝。また男子110mハードル決勝では、日本記録保持者の泉谷駿介(23・住友電工)が13秒25(-0.3)の大会新で制した。

レース後、寺田は「今日やりたかったことはちょっとはできたかなと。まだ完成型の走りではないですが、大阪のみなさんが背中を押してくれてありがとうございます」と喜びをかみしめ、今後の目標について「上手くいけば(12秒)6台半ばか前半くらいは出るのでは。来年にはパリ五輪もありますが、そこを目指してやっていければと思います」と2大会連続の五輪出場に向け意気込みを語った。

シーズン初戦で優勝を飾った泉谷は「思ったよりタイムが出て嬉しい気持ちです。次はゴールデングランプリ(21日)なので、13秒1台を目指して頑張ります」と次戦を見据えた。

男子200m決勝では、鵜澤飛羽(20・筑波大)が小池祐貴の大会記録を更新する20秒44(+0.6)で優勝。3日に行われた静岡国際に続き、世界陸上オレゴン代表の上山紘輝(23・住友電工)、飯塚翔太(31・ミズノ)らを抑え、堂々の連勝となった。