■第10回木南道孝記念陸上競技大会・最終日(7日、大阪・ヤンマースタジアム長居)
男子100m日本記録(9秒95)保持者の山縣亮太(30・セイコ)が、男子200m予選2組に登場し、21秒55(+0.9)の6位で決勝には進めず。オレゴン世界陸上に出場した上山紘輝(23・住友電工)、東京五輪出場の飯塚翔太(ミズノ)らが決勝に進出した。
山縣の200mの自己記録は13年にマークした20秒41。この日は雨が降る中、外側の8レーンで走り、得意のスタートから序盤は他選手と横一線のレースを展開するが、後半の直線ではスピードに乗れず失速し、最下位でフィニッシュ。
21年10月に右ひざを手術した山縣は、4月29日に行われた織田幹雄記念国際(エディオンスタジアム広島)の男子100m予選で復帰。タイムは10秒48(+0.5)の5位で決勝に進めなかったが、新たな一歩を踏み出した。
昨シーズンは1レースも出場せず、この日は復帰2戦目となった。前日の100m予選ではライバルの桐生祥秀(27、日本生命)が10秒03(+0.7)をマークし、復活をアピールした。