ECB=ヨーロッパ中央銀行は政策金利を0.25%引き上げることを決めました。利上げ幅は縮小したもののラガルド総裁は今後も利上げを続ける方針を示しています。

ECBは4日に理事会を開き、政策金利を0.25%引き上げると発表しました。これで、主要政策金利は3.75%になります。7回連続の利上げですが、上げ幅は最小で、背景としてECBは「過去の利上げはユーロ圏の資金調達と金融情勢に強い影響を与えている」と説明しています。

一方、4月の消費者物価指数の伸び率は前年に比べて7.0%で、ピーク時に比べれば鈍化したものの、高い水準が続いています。

ラガルド総裁は会見で、「中期目標であるインフレ率2.0%に戻るよう今後も政策金利を引き上げ、必要な限りその水準を維持する」と追加利上げの方針を明らかにしました。