岩手の夏の風物詩・さんさ踊りに華を添える5人の「ミスさんさ踊り」が決まりました。3年ぶりの開催が予定されているなか、今年は初めて姉妹が同時に選ばれています。

 14日、盛岡市の「プラザおでって」で開かれた最終審査には21人の応募の中から1次審査を通過した10人が浴衣姿で登場しました。
 新型コロナ対策のため一般の観客は入れずに実施し、出場者は審査員にさんさ踊りの魅力や意気込みをアピールしました。
 審査の結果、今年のミスさんさ踊りに選ばれたのは八幡平市の千葉彩楓さん、盛岡市の和田南さん、佐藤杏菜さん、そして辰柳のどかさん、ほのかさん姉妹の5人です。
 1978年に誕生し、まつりを彩ってきた「ミスさんさ踊り」の歴史の中で同じ時期に姉妹が一緒に選ばれたのは初めてのことです。

(妹・辰柳ほのかさん)
「4番目に呼んでもらい姉も一緒に選んでもらえてすごくうれしかった。家族にも協力してもらいがんばりたい」
(姉・辰柳のどかさん)
「(ミスさんさ踊りの)先輩方に恥のないよう、自分自身の姿、踊りの綺麗さに気を配りながら日々、一歩ずつ8月に向けて進歩していけたら」

 盛岡さんさ踊りは8月、3年ぶりの開催を目指しています。開催の実施や形式は実行委員会が5月下旬に判断する見込みです。5人はさっそくミスとしての振る舞いや踊りを磨くための研修を受け、本番に向け練習を重ねます。