■第38回静岡国際陸上競技大会(3日、静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム)
陸上の静岡国際が3日に行われ、男子200mは鵜澤飛羽(20、筑波大)が世界陸上オレゴン代表の上山紘輝(23、住友電工)、飯塚翔太(31、ミズノ)らを抑え優勝。女子走幅跳は秦澄美鈴(26、シバタ工業)が大会タイ記録で優勝した。

予選(1組6レーン)を20秒38(+1.1m)で走り、20秒54の自己ベストを更新、全体トップのタイムで決勝へと進んだ鵜澤。決勝では昨年の世界陸上オレゴン代表で日本選手権覇者の上山や、大会記録保持者で3連覇を懸けた飯塚らとスタートに立った。後半抜け出した鵜澤は追い風参考ながら20秒10でフィニッシュ。上山は2位、飯塚は5位だった。

タイムレースで行われた男子400mHは世界陸上オレゴンで準決勝に進んだ黒川和樹(21、法政大)が49秒06で全体2位(3組1着)。同じ法政大出身で、1組を走った児玉悠作(22、ノジマ)が自己ベストを更新する49秒01で制した。

女子走幅跳は世界陸上オレゴン代表の秦が3回目に自己ベスト(6m67)を更新する6m75(+ 2.0m)で大会タイ記録をマークし優勝。

タイムレースの男子400mは2組6レーンの佐藤拳太郎(28、富士通)が自己ベストの45秒31で全体トップ。世界陸上オレゴン4×400mリレー代表の中島佑気ジョセフ(21、東洋大学)は3組(6レーン)1着、全体2位の45秒46でだった。

鵜沢コメント
「予選の時点でいい風が吹いてくれていたんで、実力より風の運が味方したかなと思って入ってきて、(決勝も)2.6m吹けば予選からの流れでそれぐらいのタイムが出るかなって。2本とも、しっかり揃えられたのは、ここ最近のレースの中ではしっかり収穫があったとこかなっていうふうに思います。今年は世界陸上(ブダペスト)に出るつもりでやってきているので、日本代表になる!日本代表に!なんて言い続けてもう結構経ってるので。もうそろそろならないかなというふうに思ってるので、もう、なるつもりでいます。(自己採点は)60点ぐらい、ですかね。まだまだいけるつもりでいるんです」

上山コメント
「予選から(鵜澤と同じ組で)すごく競っていたので凄く意識していましたし、決勝であんなにいかれたので凄く悔しいので日本選手権で勝負して勝てるように頑張りたいと思います」

飯塚コメント
「悔しいですね。でも出し切れました。狙いすぎた部分もあってレース展開に課題は残ったんですけど今日ベストを尽くせて。(1着の鵜澤が)ちょうど僕の自己ベストでモチベーションがあがりましたね。次は負けないという気持ちで」

【男子200m結果】(+2.6)
優勝 鵜澤飛羽 20秒10
2位 上山紘輝 20秒32
3位 楊俊瀚(TPE)20秒33
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5位 飯塚翔太 20秒45