「応援の力ってすごい」だから自分も乃木坂46で頑張れた

今回は、アイドルを応援する側を演じる松村さん。乃木坂46時代のファンを思い浮かべることも多くあったといいます。

(松村沙友理さん)
「やっぱり私自身アイドル活動をしていたので、応援してくださっているファンの方を描くときに、『変な風にはしたくない』『おもしろおかしくとられないようにしたいな』ってずっと心がけていました」

やはりずっと接してくださっている方が、『まっすぐに愛してくれる』ことを感じてました。そのまっすぐな気持ちを “えりぴよ”(主人公)にも込めて。ファンの方がいないと自分がやる意味がない。というのはすごく感じていたので、やっぱり応援してくださる人がいるから自分がいる感覚がすごいあって」

「だからもう、何か悩んだときも応援してくださってる方が『大丈夫』って言ってくださったらそれが大丈夫になるし、もう、やっぱ応援の力ってすごいんだなっていうのをずっと感じてました」
“推し”がいる人、いない人問わず、すべての人の心に届く作品だと胸を張ります。

(松村沙友理さん)
「この作品は、“推し”がいる女の子の話なんですけど、“推し”がいない方でも、“推し”がいる方でも、どんな方でも楽しんでいただけると思うし、いろんな感情を感じていただける作品なのかなと思うので」

「もちろんその背景の岡山も楽しんでいただきつつ、私たちのいろんな人間模様というか、いろんな感情の揺らぎも感じていいただいて、そこも楽しんでもらえたら嬉しいです」

【解説】
岡山という土地は晴れが多いということもあり、「HALLEWOOD(ハレウッド)」と称して、ロケの誘致に積極的に取り組んでいます。



昨年には、津山市出身の作家・重松清さんの原作「とんび」も映画化され、人口減少のあおりを受ける古い町並みにも、ロケ地を巡る“聖地巡礼”をするファンが増え活気づいています。スクリーンを通すことで地域の魅力も新たに見えてきます。
今回も「推し武道の聖地」として、多くの県外の方が岡山を訪れてくれるかもしれません。

劇場版「推しが武道館にいってくれたら死ぬ」は、5月12日に全国の映画館で上映されます。また5月14日には、岡山での舞台挨拶も予定されていて、主演の松村沙友理さんも登壇するということです。