ーーここに来た理由は?何をしたの?
性非行 少年(14)
「男性の性器を触った」

ーーなんでそんなことやったの?
「楽しいからです。自分の欲望に負けてしまった」

高校1年生の少年は・・・

性非行 少年(15)「触ったり舐めたりとか。相手は僕より小さい人」

ーーきっかけとか、思い当たる理由ってある?
「お母さんとお母さんの彼氏が(性行為を)やってるところ見たりとか、あとお父さんの家にもエロ本ばっかりだったんで」

ーー(性非行を)やってる最中ってどんな感情?
「いろんな先生からそう聞かれるんですけど、んーって感じになっちゃいますね」

少年たちは家庭に問題を抱えていて、児童養護施設に預けられた経験があった。そこで暮らす男の子に、たびたび手を出していたのだ。

さらにインタビューを続けていくとある共通点が浮かび上がった。

性非行 少年1(14)
「きっかけはお姉ちゃんから(性虐待)されて…」
性非行 少年2(14)
「お兄ちゃんからの性被害で。ずっと毎日、何十回も…。言えなかったこともあったし」

18歳の少年は、同級生から性被害を受けていた。

性非行 少年(18)
「5人ぐらいで羽交い絞めされて、大事なところを触られたりとか。その時も好きな子いたんですよ、中学の時。その子とかも見てたし」

きっかけとなった過去の性被害から、少年たちは自分より弱い相手を対象にしていた。

自分の性非行について、少年たちが実際に書いた文章には…
「すぐ『やりたい!!』という気持ちが出てしまう」
「自分の性欲望を満たすために人を踏み台にする」