蚊にまつわるネットの噂は…ホント?ウソ?

南波キャスター:
それから、蚊についてはいろんな噂があるので聞いてみました。

「蚊がさしているときに力を込めると針が抜けなくなる」

これはよく言われますが、どう思いますか?

若新 慶応大学特任准教授:
刺されている時に気づくことは、ほとんどないですけどね。百戦錬磨の俺でも、気付けたことは1万回に1回ぐらい。

南波キャスター:
白井所長によると…「そういうことはあると思います」
筋肉にぐっと力が入ると抜けにくくなるということもあるのではないか、ということなんですが。蚊は大体30秒から長いものですと2分ぐらい刺し続けてることもあるそうなので、“そもそも蚊がずっと吸っているだけという可能性”もあるかもしれない、と言っていました。

それからこんなものもあります。

「蚊が血を吸っている途中で叩くとかゆくなる」

白井所長は「刺されたらかゆいので、なるべく早めに叩け!」ということでした。
かゆくなる原因は、蚊が唾液を注入するそうなんですけど、そこがポイントで。血管に届かなくても皮膚のところで、その唾液が広がっていくので「とにかく早く叩きなさい」ということでした。

そして…

「蚊は左右の動きが遅いので上下で叩くのが正解なのではないか」

“蚊は左右の動きが遅い”というのは本当です。上下の動きは早いので左右から叩くと逃げやすいですが、左右の動きは遅いので、上下から叩いたら叩けるのではないか、ということで…白井所長は検証しました。

検証結果は、確率は“ほぼ同じ”『とにかく素早く叩いてください』ということでした。

蚊に刺されたら“最初の10分”が勝負!?

若新 慶応大学特任准教授:
どうしたらいいか難しいですよ。僕だと片手でパッと掴めたりするんですけど、多分これは都会っ子には無理で、ゴールデンウィーク出かけたときもできないじゃないですか。
これ全部『蚊をどう撃退するか』という話でしたけど、刺されるのを退避するのは結構難しいんですよ。

それよりは、かゆくなりすぎないようにかゆみを回避する方が大事で。刺されたときに最初は僕は『かゆみ』でなくて『モアモア』って呼んでるんですよ。かゆくなるのは、かき始めてからなんですよ。『モアモア』段階で我慢すると、10分で収まります、絶対。最初の10分耐えれるかなんですよ。そしたらかかなくて良いし傷つかなくて済むし、10分経ったら、「アレッ?」て忘れちゃうんですよ。その10分を忘れられずにかいてしまうと、激しいかゆみになって悪化するんで。

ホランキャスター:
これは若新調べ?

若新 慶応大学特任准教授:
もう百戦錬磨(の経験)で、絶対!10分我慢するんです。

ホランキャスター:
刺されたら、10分我慢して耐える?

若新 慶応大学特任准教授:
『モアモア』のうちに終わらせるっていう。かゆいまでいかないです、本当に。