水族館のラッコどうなる?
では、なぜ日本の動物園で見られなくなってきたのでしょうか。

個体数が減ってしまったために、ワシントン条約で国際取引が禁止(学術研究目的を除く)されました。元々アメリカからやってくるラッコが多かったのですが、その取引ができなくなってしまったということです。
水族館プロデューサーの中村さんは「今のままでは水族館のラッコは“幻の動物”になってしまうかも」と話しています。ただ、保護の甲斐あってラッコの個体数自体はだんだん増えてきています。そして実は日本でもラッコを見られるスポットがあります。
北海道・湯沸岬周辺では、野生のラッコを地上から双眼鏡で見ることができるそうです。水族館プロデューサーの中村さんは「今後、ラッコは自然界で見る時代になるのでは」としています。
井上キャスター:
北海道では繁殖が行われているという情報もあるようですけど、メイちゃんのあんな表情できますか。カメラ目線で。
直木賞作家 今村翔吾さん:
野生のラッコはもうちょっと目つき悪そうな気はしますよね。野性味が溢れているかな。