キノコ生えた木は注意 樹皮と枝葉もチェック
神奈川県の倒木事故は「根腐れ」が原因と見られています。街路樹などの保全や診断・治療する樹木医の野尻晃さんに話を聞いたところ、ほとんどの根腐れはキノコの菌によるものだということです。
キノコと聞いて湿った場所をイメージする人もいるかもしれませんが、実は、キノコの菌は日当たりの良い場所でも繁殖します。木にキノコが生えていれば危険だなと判断するのは簡単ですが、時期によっては、キノコが生えてないこともあるということです。
野尻さんに、危険な木を判断する2つのポイントを教えてもらいました。
①樹皮、木の表面を見ること。樹皮がはがれているほか、虫食いなどの穴やある木は要注意です。傷口からキノコ菌が入り込んでいる可能性があります。
②木の上のほう、枝や葉っぱを見ることです。葉のつきが少ない枝や、変色や変形を起こしている葉がある場合、すでに根腐れを起こし、栄養が十分に届いていないサインです。

レジャーを安心して楽しむためにも、しっかりと周囲の安全を確認しましょう。














