車体全体に広告を掲示して繁華街などを走る「広告トラック」について、関東の1都3県の知事らの会議で規制のあり方を検討することが決まりました。

東京都 小池百合子知事
「最近大型トラックの荷台にですね、派手な色使いや、大変チカチカとするような発光を伴う巨大な広告を載せて、繁華街を低速でぐるぐるぐるぐる回るという、このような広告宣伝車を見かけることが多いかと思いますが、都民の皆さんからも、交通環境の悪化を心配するような声も届いております」

都内の繁華街を中心に走る「広告トラック」は、東京都の条例で、▼都市の景観を損ねるものや、▼周りの運転手の注意力を低下させたりする恐れのあるデザインについては禁止されています。

ただ、規制の対象となるのは“都内ナンバー”のみで、東京都が今年2月に調査したところ、新宿や渋谷などの繁華街を走っていた広告トラックは全て“都外ナンバー”だったということです。

関東の1都3県の知事と5つの政令市の市長による会議で小池知事は、都内を走る全ての広告トラックに規制の適用を検討する考えを示し、今後、9都県市で検討会を設置し、規制のあり方について議論するとしています。