■マスクしている人は少ないヘルシンキ コロナの状況は?
フィンランド一の繁華街、アレクサンテリン通りを歩いていると、車道を行きかうのは路面電車。ヘルシンキの人々の足となっています。

そして街を歩く人たちの多くはマスクをしていません。
新型コロナはどのような状況なのでしょうか。

加藤「規制がほとんどなくなりました。外はもちろん、建物の中でもマスクをする必要はありません。規制ではなく、個人の判断に任せるということになっています」

とそこへ、向こうからやってきたのは馬車!
観光馬車かと思いきや、客は載っておらず、荷の部分には会社名とロゴが。なんとビールメーカーの宣伝用の馬車なんだそうです。これから夏に向けてビールを売りたいところなのでしょう。
西村記者は「フィンランドで取材していても、税金は少し高いけれども福祉も充実しているし、あまり悪いところが見つからない」といいますが、実はアルコール依存症の人が多いと言われているそうです。そのため、アルコール度数が一定以上の飲み物は「アルコ」という国が運営する専門のお店でしか買えないのだそうです。
■ついにきょうの最終地点 元老院広場へやってきた
2人が到着したのはヘルシンキの歴史の中心地、元老院広場。パっと目に入ってきたのが「ヘルシンキ大聖堂」、ヘルシンキを訪れる観光客が必ず訪れる場所です。

ヘルシンキ大聖堂は上から見るとギリシャ十字の形(漢字の「十」の形)になっています。4つの面にはコリント式の6本の柱と三角形の屋根が施されていて、どの面からみても同じように見えるのが特徴です。

そして元老院広場に立つのがアレクサンドル2世像です。

アレクサンドル2世はフィンランドがロシアに占領されていた当時のロシアの皇帝。占領した側のロシアの皇帝の銅像を残しているのは不思議に感じますが、加藤さんいわく、フィンランドの人たちはそこには抵抗がないようだ、とのことでした。
■まもなく白夜が始まる季節
5月のこの時期は夜10時くらいまで明るいというヘルシンキ。もっと北の地域ではそろそろ白夜が始まる時期だといいます。
冬は日が短いフィンランドの人たちにとって一年で一番日が長くなる夏至は特別なお祭りなんだそうです。
コロナの影響でなかなか海外旅行もままなりませんが、WORLD NOWで気分だけでも楽しんでいただけたならうれしいです。
生配信した動画はこちら
【WORLD NOW】
NEWS DIG編集部が不定期でお届けする世界の街の“いま”をお伝えする番組。JNNの海外特派員が、歩いて、自転車で、時に地下鉄に乗って、あらゆる手段で世界の「街」を最新のニュースを交えて紹介します。「TBS NEWS DIG Powered by JNN」のWebサイトやYouTube、CS放送「TBS NEWS」で放送・配信しています。