子どもの溺水 気づくことの難しさ

斉藤氏によると、子どもが溺れたことに気づけない理由があるといいます。

▼子どもの溺水は瞬間 あっという間に溺水してしまう
▼助けを呼べない
▼沈んでいる人や物体は真上から見ないとなかなかわからない

水難学会会長 斉藤秀俊氏:
まず、子どもにきちんと入水の方法を教える。入水のときに大体プールでの事故は起こりますから。水面にいるお子さんであれば気が付きやすいので、すぐに大人が助けてあげる。

ゴールデンウィーク 水の事故に注意

これからの季節、レジャーで水辺などに行くときには、監視する役割が「家族」ということになります。
河川財団の調査による水難事故の件数(2003年~2021年)を見ると、ゴールデンウィークがある5月や、梅雨明けで川が増水している6月や7月に増加。夏休みの8月は1032件と一番多くの事故が起こっています。どのように家族を見守るかを、事前に議論する必要があるかもしれません。

水難学会会長 斉藤秀俊氏:
まず水に入るときに「親子で一緒に寄り添って入る」という癖を付けてほしいと思います。それが水難事故を防止する一番の方法なんです。

(ひるおび 2023年4月25日放送より)