■MLB オリオールズ 5ー4 レッドソックス(日本時間25日、オリオール・パーク)

レッドソックス・吉田正尚(29)は敵地でのオリオールズ戦に「4番・レフト」で先発出場、3打数3安打1四球で全打席出塁、メジャー初となる3安打もマークした。

前日のブルワーズ戦では日本人メジャー史上初の1イニング2本の本塁打と衝撃弾を放ったレッドソックス・吉田。ミルウォーキーから約1000キロ移動して敵地・ボルチモアに登場、2回の第1打席、WBCではイスラエル代表だったオリオールズ先発、D.クレマー(27)と対戦。カウント2-1から外角低め、150キロのストレートを逆らわず弾き返し左中間へヒット。これで5試合連続安打となった。

好調の吉田は3回、2死走者なしでの第2打席、クレマーもカーブ、ストレート、チェンジアップと様々な球種を投げ込んできたがカウント1-2と追い込まれながら外角高め155キロのストレートに力負けせずにセンター前へヒット。これで前日から4打席連続安打、今季7度目、3試合連続のマルチヒットをマークした。

6回、無死一塁で第3打席、ストレートで2本ヒットを打たれているクレマーは吉田に対してチェンジアップ勝負、4球連続チェンジアップを投げるが吉田はしっかり見極めた。カウント3-2から真ん中高め153キロのストレートをレフト前へ、メジャー初の3安打、5打席連続ヒットとなった。前日の2本塁打は変化球を引っ張って右方向、この日の3安打は全てストレートを逆らわずセンターから逆方向とボールへの対応にも慣れてきた。

4-5と1点を追う9回、第4打席は先頭打者で変化球を見極め四球で出塁した。吉田は3打数3安打1四球と全打席で出塁、メジャー初の3安打、5打席連続ヒットと好調で打率は.265と上がってきた。