名古屋の神社に導入されたのは AI付き防犯カメラ


警察によりますと、さい銭泥棒の被害は愛知県内で相次いでいて、毎年200件近く発生。

名古屋市港区の七島神明社(ななしましんめいしゃ)でも。

(氏子総代 坂野征男さん)
「鍵をつけているんですが、切断されて、さい銭を荒らされる」

7年前に移転してから、5回も被害に。ふだんは無人で、なかなか被害に気づけなかったため、13日導入したのが…。

(トリニティー 朱宮舞課長)
「さい銭泥棒をしそうな、怪しい行動をAIが検知しまして…」

名古屋のセキュリティ会社が開発したAI付きの防犯カメラです。



会社が行った実験の映像。AIが住宅に入ろうとする人物の動きを感知しています。

この技術を使って、さい銭箱の横や後ろに回りこんだり、覆いかぶさったりする人の動きをAIが感知すると…。

(荒川栞記者)
「防犯カメラが、さい銭箱付近で不審な動きをしている人を検知すると、関係者にLINEが届くシステムになっています」


怪しい動きをした人の写真が届くので、それを確認し、すぐに警察に通報することができます。

(氏子総代 坂野征男さん)
「AIシステムがあるということを、いたずらする人に知らせたい」

このAIを使ったさい銭泥棒を検知するシステムは、5月からレンタルを開始。多くの問い合わせが入っているということです。