“充電でき次第”の公演…一体、どういうことなのでしょうか!?
詳しく聞くため向かったのは、市内にある劇団の稽古場です。


「もう99%になっていますね」


そこにあったのは1台のバッテリー。


屋根に設置したソーラーパネルで発電し、充電しています。

■劇団「野らぼう」前田斜めさん
「これを使って作品を上演するということをやっています。照明が主で、あと音響と舞台効果ですね」


松本市を拠点に活動する劇団「野らぼう」がいま取り組んでいるのが、題して「ゼロカーボン演劇」。
公演に必要な照明や音響などの電力を、太陽光発電で貯めたバッテリーで賄い、上演します。


2000ワットアワーのバッテリーが満タンになったら演劇を上演。
おおむね3日に一度の不定期開催です。

■劇団「野らぼう」前田斜めさん
「(上演する)曜日のコントロールができないってことじゃないですか。普通に考えると、(集客しやすい)金土日でやりたいんだけど、でもなにかこう、天気の流れに従ってやってみるみたいなことが、豊かなのかもしれないし、それを試してみてる、っていう感じなんですよね」

公演予定は、前日にSNSで告知。
この日、6回目の公演が決まりました。