助成金なくなり、自費で100万円…

30代女性(費用負担が“増えた”)
「卵巣の排卵障害があって、保険治療だと採卵が難しいと。自費で1回、体外受精をして採卵して。大体100万円弱ぐらいですかね」

保険適用前は、体外受精に対し、東京都から30万円の助成金がありましたが、保険が適用され、自費診療への助成はなくなりました

30代女性(費用負担が“増えた”)
「もしサポートがあった場合は、30万円、助成金で返ってきた。今回はそれが全くない状況に。私みたいに保険診療では、なかなか採卵ができない方も一定数いると思うので、助成金も選択できるような形になっていただければいいかな」

トーチクリニック 市山卓彦院長
「保険が適用されて、経済的な負担が下がる患者さんっていうのは、ある程度、標準的な治療に適応がある人。その一方で、標準的な治療では、なかなか適用にならない方が、ある一定数いらっしゃいます。例えば、合併症を予防するために特殊な薬剤を使わないといけないっていうときに、それが保険適用外だと、(治療全体が)自費診療になってしまう。メリット・デメリットを丁寧に説明させていただいて、その後、それにかかるコストをお話し、ご納得いただいた上で、選択をしていただく」