新潟県糸魚川市徳合の海岸から沖の方を眺めてみると…海の中に電柱が立っているなんとも不思議な光景。
電線はつながっていないように見えます。

一体なぜこんなところに電柱が立っているのでしょうか?

近くの筒石漁港を管理する糸魚川地域振興局に聞いてみました。

【糸魚川地域振興局地域整備部 五十嵐正巳副部長】
「いろいろ書類を探して確認してみたんですけど、振興局の施設ではない…。うちの施設でない場合であっても、漁港の区域内であれば占用許可が上がって来るのですが、そちらの書類も確認したんですけどちょっとわからない…」


筒石漁港が県の漁港区域に指定されたのは1951年。
電柱が立てられたのがそれよりも前なのか、いつ、どういった経緯で建てられたのか、資料が残っていないため正確には分からないのだそうです。

【糸魚川地域振興局地域整備部 五十嵐副部長】
「うちの今ある限りの資料を調べたんですけど、記録にないということで…」

何とかこの電柱の謎を解き明かそうと、漁業組合にも話を聞いてみました。

【上越漁業協同組合筒石支所 池亀英之事務所長】
「昔あそこに港があって、そのときに“灯り”が必要なので、そこで使っていた電柱だという話は聞いています」


かつての港は今より北側に位置し、船が着く桟橋は電柱の残る辺りにあったそうです。そこに泊めた漁船のために、桟橋に沿うように電柱が建てられていた…となると、今度はその昔の様子が知りたい!