鮮魚店での対策を取材!「目視」重要です

主な対策です。まずは冷凍、マイナス20度で24時間以上。そして加熱、中までしっかり火を通すことでアニサキスは死滅します。あとは、目視で確認することも重要です。

こちらは、フグの白子ですが、丸まっている白っぽいのが見えますね。
これがアニサキスです。鮮魚店では細心の注意を払って調理をしています。

仙台朝市の鮮魚店、金華山に話を聞きました。

金華山店主・田畑義照さん:
「頭と内臓を取って腹を洗う。ここに内臓が入っていたのでできるだけ(アニサキスがいないか)見て、腹の部分を大きめに取っちゃう」

内臓を取り除いたらさらに、腹の部分を細かく見ます。

金華山店主・田畑義照さん:
「第一段階としては目視で確認これが対策の一つ」

刺身にするときも1枚1枚、断面を確認します。

また、魚を仕入れる飲食店も「目視」が重要と話します。

鮮魚店を利用する飲食店店主:
「一番アナログかもしれないが目視を重用している。どんなに忙しくても刺身を切るときは絶対目を離さない」

鮮魚店を利用する飲食店店主

次に見せてもらったのは、大型の冷凍庫です。

金華山店主・田畑義照さん:
「しめサバです。生の状態のサバをおろして、しめサバにして冷凍して、アニサキスが消滅するので解凍してお客様に提供します」

店では、マイナス50度ほどで魚を保管。特に注意が必要な「サバ」は酢で絞めてから、24時間以上冷凍することを徹底しています。

金華山店主・田畑義照さん:
「大事なのは対面して客と話すこと。安心して食べてもらいたいという気持ちはみんな一緒だと思う。食べる方も提供する方もしっかとした知識をもって販売、食べることを心がければ(被害は)減ると思う」

金華山店主・田畑義照さん

冷凍に関して、家庭用の冷凍庫でも大丈夫なのでしょうか。