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世界陸上からアジア大会へ 男子やり投はチョプラの金メダルを筆頭にアジア勢4人入賞 男子4×400mリレーなど3種目でアジア記録【世界陸上】(8月30日)
世界陸上ブダペスト最終日(8月27日)はアジア勢の活躍が顕著だった。男子やり投ではN.チョプラ(25、インド)が88m17で優勝。2位にA.ナディーム(26、パキスタン)が続き、5位と6位にもインド選手が入った。男子4×400mリレーでもインドが5位に入賞。前日(大会8日目・8月26日)の予選では2分59秒05のアジア新記録をマークした。大会8日目の男子棒高跳でもE.J.オビエナ(27、フィリピン)が、アジアタイ記録の6m00をクリアして銀メダルを獲得。大会全期間を通じて活躍したアジア勢が多数活躍した。彼らは戦いの場を、アジア大会中国 杭州(陸上は9月29日~)に移していく。
やり投・北口榛花のゲン担ぎは“カステラ”と“蝶々のピアス”と“金の髪飾り” 大逆転劇で悲願の世陸金メダル!【独占インタビュー】(8月28日)
悲願の金メダルを獲得した女子やり投・北口榛花(25、JAL)が快挙から一夜が明け、独占インタビューで結果を出し続ける北口流の“ゲン担ぎ”を語った。
世界陸上ブダペスト閉幕 日本過去最高の金メダル1、銅メダル1含む入賞11を記録 次回2025年は東京大会(8月28日)
第19回世界陸上競技選手権大会(ハンガリー・ブダペスト)が日本時間28日に9日間の熱い戦いを終え閉幕した。日本は女子やり投の北口榛花(25、JAL)の金メダルと、男子35km競歩の川野将虎(24、旭化成)の銅メダルに加え、9種目で入賞を果たし過去最高の成績を残した。
メダルまで0.07秒の5位 再スタートを切った男子4×100mリレーがつないだ今後への期待【世界陸上ブダペスト】(8月28日)
21年東京五輪、22年世界陸上オレゴン大会と、最後までバトンがつながらなかった日本の男子4×100mリレー。世界陸上ブダペスト大会8日目の同種目決勝では、坂井隆一郎(25、大阪ガス)、栁田大輝(20、東洋大2年)、小池祐貴(28、住友電工)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(24、東レ)のオーダーで37秒83の5位。3位のジャマイカとは0.07秒差だった。今大会では4年ぶりにサニブラウンも出場。メダル常連国に復帰するための再スタートを切った。
川野将虎が35km競歩銅メダル 日本競歩の伝統をつないだ2大会連続メダル獲得【世界陸上ブダペスト】(8月28日)
今大会日本勢初のメダルは前回に続き競歩だった。世界陸上ブダペスト大会6日目の男子35km競歩は、初日の20km競歩の上位選手が多数出場してきた。川野将虎(24、旭化成)は30km過ぎに3人の争いに残ったが、32km過ぎから引き離され、2時間25分12秒の3位。前回、22年オレゴン大会の銀メダルから1つ順位を落としたが、連続メダル獲得と健闘した。川野を大学時代から指導する東洋大の酒井瑞穂コーチの評価も交え、35km競歩の戦いを振り返る。
男子5000mはインゲブリクセンが史上4人目の連覇 7人兄弟、陸上一家に生まれた五男が今大会2つのメダル【世界陸上】(8月28日)
男子5000m決勝はヤコブ・インゲブリクセン(22、ノルウェー)が今季自己最高の13分11秒30で史上4人目の連覇を達成。2冠を狙っていた今大会だが1500mは銀メダル。中3日で迎えたレースで意地を見せた。
男子マラソン 山下一貴が大健闘の12位!終盤両足けいれんも粘りの激走、惜しくも日本勢5大会ぶり入賞届かず【世界陸上】(8月27日)
世界陸上は大会最終日を迎え、男子マラソンで初出場の山下一貴(26、三菱重工)が2時間11分19秒の12位でフィニッシュ。終盤の追い上げでメダルまであと一歩の快走をみせたが、両足がけいれんするアクシデントに見舞われ、惜しくも入賞には届かなった。
2人の恩師が見た北口榛花6投目の大逆転金メダルのすごさ「世界で戦うことだけを考えて育てた」【世界陸上】(8月27日)
ブダペストの夜空に北口榛花(25、JAL)が大逆転のアーチを架けた。世界陸上ブダペスト大会は7日目で、日本勢にとって素晴らしい快挙が実現した。女子やり投の北口は5投目まで63m00の4位だったが、最終6投目で66m73を投げて逆転金メダル。五輪&世界陸上を通じ、マラソンを除く女子種目初の金メダルを獲得した。
金メダル決定から数時間。旭川東高時代の陸上競技部顧問だった松橋昌巳さん、日大時代の北口に関わった小山裕三さん(TBS解説者)。2人の恩師にそれぞれ、興奮冷めやらぬ状況でお話をうかがった。
2月の大阪で初マラソン日本最高の西山和弥 世界陸上ブダペストでは「代表として勝負をしていく」【インタビュー】(8月27日)
8月19日に開幕した世界陸上ブダペスト大会。最終日(8月27日)の男子マラソン代表の西山和弥(24、トヨタ自動車)が7月にインタビューに応じてくれた。2月の大阪マラソンで、初マラソン日本最高(2時間06分45秒)で日本人トップを占めた男子マラソン界のホープ。気負わずに臨んだ初マラソンと、代表として臨む世界陸上の、心境やトレーニングの違いを明かしてくれた。東京五輪代表だった服部勇馬(29)、昨年の世界陸上オレゴン代表だった西山雄介(28)らトヨタ自動車の先輩たちにも言及。ブダペストのコースや暑さ対策も考えているという。
男子棒高跳 デュプランティスが6m10で連覇!自身7度目の世界記録更新ならず【世界陸上ブダペスト】(8月27日)
男子棒高跳の決勝が行われ前回王者で世界記録保持者のA.デュプランティス(23、スウェーデン)が6m10を跳び、大会連覇を果たした。自身7度目となる世界記録更新(6m23)に挑戦したが失敗に終わった。
男子4x100mリレー 日本5位で惜しくもメダル届かず アメリカが金【世界陸上ブダペスト】(8月27日)
男子4x100mリレーは決勝が行われ、日本が5着でゴールし、惜しくも2大会連続のメダルには届かなかった。タイムは37秒83。
田中希実、女子5000m決勝で涙の8位入賞!日本勢26年ぶりの快挙「感謝の気持ちでいっぱい」キピエゴンが2冠【世界陸上】(8月27日)
女子5000m決勝が行われ、予選で日本記録をマークした田中希実(23、New Balance)が14分58秒99の8着。2019年ドーハ、2022年オレゴンに続く3度目の決勝で自身初の入賞、日本勢では1997年アテネ大会の弘山博美以来、26年ぶりの入賞を果たした。
男子4x400mリレー予選組5着で2大会連続の決勝進出ならず、わずか0秒16差でタイムでも拾われず【世界陸上ブダペスト】(8月27日)
男子4×400mリレー予選1組に出場した日本が3分00秒39の組5着。決勝進出条件(各組3着+4位以下のタイム上位2チーム)を満たすことができず2大会連続の決勝進出はならなかった。
女子マラソン 日本勢入賞ならず、最高は松田瑞生の13位 エチオピア・シャンクルが優勝【世界陸上ブダペスト】(8月26日)
女子マラソンで2大会連続出場の松田瑞生(28、ダイハツ)が2時間29分15秒の13位でゴール。前回大会は9位で入賞まであと一歩と悔し涙を流したが、今大会は雪辱ならず。
田中希実が女子5000m予選で14分37秒98 大幅に日本記録更新 入賞が期待できる“今季の走り”とは?【世界陸上ブダペスト】(8月26日)
世界陸上ブダペスト大会5日目は、入賞者こそ出なかったが、女子5000m予選で素晴らしい日本記録が誕生した。田中希実(23、New Balance)が14分37秒98と、廣中璃梨佳(22、JP日本郵政グループ)が持つ14分52秒84の日本記録を約15秒も更新。予選2組6位で決勝に進出した。田中は1500mとのダブル入賞を最大目標に設定していたが、大会2日目の1500m準決勝は1組最下位(4分06秒71)。中2日でここまで調子を上げられた理由は何だったのか。そして5000mのレベルアップの背景に、どんなトレーニングがあったのだろうか。
三浦が男子3000m障害初入賞の6位、赤松が男子走高跳8位 前回大会で決勝を逃した2人がブダペストで入賞できた理由は?【世界陸上ブダペスト第4日】(8月26日)
世界陸上ブダペスト大会4日目も、世界陸上初の快挙が続いた。男子3000m障害では三浦龍司(21、順大4年)が8分13秒70で6位に入り、この種目世界陸上初入賞を達成した。自身の21年東京五輪の7位を上回り、五輪&世界陸上を通して日本人最高成績を残した。男子走高跳では赤松諒一(28、アワーズ)が2m25で8位に入賞。昨年のオレゴン大会は真野友博(27、九電工)が2m27で8位。異なる2選手で世界陸上2大会連続入賞をしたのは、長距離・競歩種目以外では初めてのことだった。三浦も赤松もオレゴン大会は予選落ちした選手。この1年間の成長が、どんなところに現れていたのだろうか。
4位から逆転金メダルの北口榛花「自分が必ず歴史を作ると決めてここにやってきた」「世界で一番幸せ」【インタビュー】(8月26日)
女子やり投決勝で、4位から大逆転での金メダルを獲得した北口榛花(25、JAL)が喜びを語った。Q.今どんな気持ちですか?北口:興奮し過ぎちゃってよくわかってないんですけど、必死に投げてよかったなと思います。
男子200mはノア・ライルズが19秒52で3連覇!2015年のボルト以来の2冠達成【世界陸上ブダペスト】(8月26日)
今大会100mを制したアメリカのN.ライルズ(26、アメリカ)が19秒52で金メダル。ドーハ大会、オレゴン大会に続き3連覇を達成した。
やり投・北口榛花が逆転の金メダル!「世界で一番幸せ」最終で66m73、フィールド・トラック日本女子初の快挙【世界陸上ブダペスト】(8月26日)
女子やり投決勝で北口榛花(25、JAL)が大逆転で金メダルを獲得。北口は4位で迎えた最終投てきで66m73をマークし、トップに立った。トラック種目では日本人初、フィールド種目では女子初の金メダルの快挙で、前回大会の銅メダルに続き、2大会連続で表彰台となった。
男子4×100mリレー 2大会ぶりの決勝進出!激戦の予選1組で3着、日本記録に迫る好タイム【世界陸上ブダペスト】(8月26日)
男子4×100mリレーの予選が行われ、日本は予選1組に登場。シーズンベストとなる37秒71の3着でフィニッシュし、着順で2大会ぶりの決勝進出を決めた。
男子4×100mリレー 日本は1走坂井、2走栁田、3走小池、4走サニブラウンで2大会ぶりのメダルへ【世界陸上ブダペスト】(8月26日)
男子4×100mリレー予選の代表メンバーが発表された。日本は1走に坂井隆一郎(25、大阪ガス)、2走に栁田大輝(20、東洋大)、3走に小池祐貴(28、住友電工)、アンカーにはサニブラウン・アブデル・ハキーム(24、東レ)の布陣で2大会ぶり3度目のメダル獲得を狙う。
男子やり投・予選 ディーン元気 79m21で全体14位 2大会連続の決勝進出ならず 日本勢敗退【世界陸上ブダペスト】(8月25日)
男子やり投の予選が行われ、2大会連続出場のディーン元気(31、ミズノ)が79m21で決勝進出条件(83m00以上、もしくは上位12人)に入ることができず敗退。2大会連続の決勝進出はならなかった。
今季世界最高の日本男子4×100mリレー 思いを乗せたバトンでメダル獲得へ オレゴンで走れなかっサニブラウンが復調【世界陸上ブダペスト展望】(8月25日)
日本の男子4×100mリレーが復活を期している。ロンドン大会から日本チームのスタッフに、ロンドン五輪4位のメンバーだった江里口匡史(35)大阪ガス・コーチが加わった。江里口コーチの視点も交えて、ブダペストの日本チームを紹介する。
男子200m 鵜澤飛羽、飯塚翔太は準決勝敗退 100mとの2冠狙うノア・ライルズは余裕の決勝進出【世界陸上ブダペスト】(8月25日)
男子200m準決勝に鵜澤飛羽(20、筑波大)と飯塚翔太(32、ミズノ )が出場。1組の選手がサブトラックからスタジアムに移動するカートでトラブルにあい異例の2組からのスタートとなった。
男子5000m予選 遠藤日向、塩尻和也は日本勢初の決勝進出ならず【世界陸上ブダペスト】(8月25日)
男子5000m予選でアジア選手権覇者の遠藤日向(25、住友電工)が2組に出場し、13分50秒49で組17着。日本選手権優勝の塩尻和也(26、富士通)は1組を走り、13分51秒00で組18着で予選敗退。各組8着以内が進む決勝進出はならなかった。
女子マラソン3選手が会見、前回9位の松田瑞生「マラソン人生の生き様をみせたい」【世界陸上ブダペスト】
世界陸上ブダペスト、女子マラソン日本代表の3選手が24日、現地での会見に登場。マラソンでは2度目の代表に選ばれた松田瑞生(28、ダイハツ)、初出場の佐藤早也伽(29、積水化学)、加世田梨花(24、ダイハツ)が意気込みを語った。
男子マラソン3選手が会見、西山「8位入賞が目標」、同級生の競歩・川野銅メダルに「勇気をもらった」【世界陸上ブダペスト】
世界陸上ブダペストの男子マラソン日本代表3選手が24日の前々日会見に登場し、其田健也(30、JR東日本)、山下一貴(26、三菱重工)、西山和弥(24、トヨタ自動車)が意気込みを語った。
男子110mH5位の泉谷駿介「終始楽しかった」「パリに向けてメダル狙えるように」、三浦龍司らと帰国【世界陸上ブダペスト】
世界陸上ブダペストでの戦いを終えた男子110mハードルの泉谷駿介(23、住友電工)、男子3000m障害の三浦龍司(21、順天堂大学)、女子走幅跳の秦澄美鈴(27、シバタ工業)の3選手が24日に帰国した。
女子35km競歩の園田世玲奈が日本勢初の7位入賞!渕瀬は14位 優勝は20kmとの2冠・スペインのぺレス【世界陸上】(8月24日)
前回9位の園田世玲奈(26、NTN)と世界陸上6回目の代表となった渕瀬真寿美(36、建装工業)が出場。園田が2時間46分32秒の7位で、この種目日本勢初の入賞を果たした。
男子35km競歩 川野将虎が銅メダル!今大会日本勢メダル第1号、野田が6位入賞【世界陸上ブダペスト】(8月24日)
前回銀メダルの川野将虎(24、旭化成)が2時間25分12秒の今季自己最高タイムでゴールし、銅メダルを獲得。今大会日本人メダル第1号となった。
泉谷駿介「気合いで乗り切りました」史上初快挙の舞台裏告白【世界陸上ブダペスト】(8月24日)
男子110mハードルの泉谷駿介(23、住友電工)が世界陸上ブダペストの決勝、13秒19で5着に入り、世界陸上・オリンピックを通じて日本勢初の入賞を果たした。その快挙から一夜明け(22日)、その胸中と舞台裏を独占インタビューで語った。
男子400mH決勝 “超人”ワーホルムが46秒89で優勝!39歳差の相棒オラフコーチに「感謝しかない」2大会ぶり3個目金【世界陸上】(8月24日)
男子400mハードル決勝で東京五輪金メダリストのK.ワ―ホルム(27、ノルウェー)が46秒89で優勝。2大会ぶり3個目の金メダルを獲得した。
女子5000mで田中希実が約15秒日本記録更新!14分37秒98、組6着で3大会連続決勝進出「日本記録は狙っていた」廣中、山本は敗退【世界陸上】(8月24日)
女子5000m予選で田中希実(23、New Balance)が日本記録を更新。2021年に廣中璃梨佳が記録した14分52秒84を14秒86も更新する14分37秒98で6着、3大会連続となる決勝進出を決めた。1組を走った廣中璃梨佳(22、JP日本郵政グループ)は今季自己ベストの15分11秒16も12着、初出場の山本有真(23、積水化学)は16分05秒57の組最下位で予選敗退となった。決勝進出条件は各組8着以内。
男子棒高跳予選 鳥人・デュプランティスは決勝で7度目の世界記録更新へ 初出場の柄澤智哉は予選敗退【世界陸上ブダペスト】(8月23日)
男子棒高跳の予選に出場した五輪、世界陸上金メダリストで世界記録保持者のA.デュプランティス(23、スウェーデン)が決勝進出を決めた。
男子200m予選 初出場の鵜澤飛羽が組1着の快走で準決勝へ!上山紘輝は組4着で敗退【世界陸上ブダペスト】(8月23日)
男子200m予選に鵜澤飛羽(20、筑波大)、上山紘輝(24、住友電工)、飯塚翔太(32、ミズノ )の3選手が登場。初出場の鵜澤が20秒34をマークして1着でフィニッシュ。着順で準決勝進出を果たした。飯塚もタイムで拾われ4度目の準決勝に進んだ。
男子走幅跳、橋岡優輝は3大会連続決勝進出ならず17位 日本記録保持者・城山、今季国内最高の吉田も敗退【世界陸上ブダペスト】(8月23日)
男子走幅跳に東京五輪6位の橋岡優輝(24、富士通)、日本記録保持者の城山正太郎(28、ゼンリン)、今季国内最高記録を持つ吉田弘道(24、神崎郡陸協 )が出場。3選手ともに決勝進出条件(8m15以上または上位12人)を満たすことが出来ず、予選敗退となった。
女子やり投・北口榛花が決勝進出!2投目に63m27で2大会連続メダルへ好発進【世界陸上ブダペスト】(8月23日)
女子やり投げ予選に前回のオレゴン大会で銅メダルを獲得した北口榛花(25、JAL)が登場。2投目に63m27を投じ、決勝進出を決めた。
三浦龍司「間違いなく自分の目標には到達出来る」男子3000m障害、史上初入賞でさらなる目標へ【世界陸上ブダペスト】(8月23日)
三浦龍司(21、順天堂大学)が世界陸上ブダペストの男子3000m障害で6位と、日本勢史上初の入賞を果たした。ともに出場した青木涼真(26、Honda)は14位だった。日本勢20年ぶりとなる決勝舞台に満足する事なく、二人ともレース直後のインタビューではさらなる目標への意気込みを語った。
恩師と同級生が語る高校時代の北口榛花 技術の進歩と愛すべきキャラクターそして金メダルの期待【世界陸上ブダペスト展望】(8月23日)
女子やり投で日本人初の世界陸上2大会連続メダル獲得に挑む北口榛花(25、JAL)。旭川東高時代の指導者だった松橋昌巳さんと、同級生だった朝倉由香さんにお話をうかがった。北口は高校3年時に世界ユース選手権(現U18世界陸上)で優勝するなど、当時から突出した競技力があった。技術的に当時と現在は、どこが違うのか。そして普通の進学校の陸上競技部で、北口はどんな高校生活を送っていたのか。北口の高校時代の一端を紹介する。
前回銅メダルの北口榛花に好機 世界陸上初の女子トラック&フィールド種目金メダルの可能性も「目標はメダル」と強調【世界陸上ブダペスト展望】(8月23日)
日本陸上界初の快挙が実現されようとしている。女子やり投の北口榛花(25、JAL)は前回銅メダル。女子フィールド種目では五輪&世界陸上を通じて初のメダル獲得だった。ブダペストでは、今季の実績から金メダル候補に挙げられている。銀メダル以上なら女子フィールド種目過去最高成績だ。だが8月7日前に取材に応じた北口は、金メダルは狙っていないと話した。その理由は明言しなかったが、北口のここまでの戦績やコメントなどから、北口の思いが少なからず伝わってくる。
泉谷駿介が110mHで5位!「自分も来年そこに」日本人初のスプリントハードル入賞もレース内容を反省するレベルに【世界陸上】(8月23日)
世界陸上ブダペスト大会3日目に、日本陸上界にまたも新たな歴史が生まれた。男子110mハードルの泉谷駿介(23、住友電工)が、準決勝2組を1位(13秒16・-0.2)で通過。この種目日本人初の決勝に進出した。1時間35分後の決勝は5位(13秒19・±0)に入賞。スプリントハードルと呼ばれる男子110 mハードルと女子100mハードルでは、世界陸上では初の入賞だった。五輪を含めると女子100mハードルの前身、80mハードルで東京五輪の依田育子の5位が最高順位。今回の泉谷はそれに並ぶ過去最高順位タイだった。
北口榛花 今季世界ランク1位も「自分は挑戦者であることを忘れない」世界陸上ブダペストで2大会連続メダル狙う(8月23日)
8月19日(日本時間)に開幕を迎える世界陸上ブダペストで2大会連続メダルを狙う女子やり投の北口榛花(25、JAL)。2022年世界陸上オレゴンでは日本女子フィールド種目で史上初となる銅メダルを獲得した北口。7月16日に行われたダイヤモンドリーグ・シレジア大会では、自身が持つ日本記録を1m以上も更新し、今季世界最高となる67m04をマークした。そんな北口に大会のスペシャルキャスターの高橋尚子が2大会連続メダルへの鍵について聞いた。
女子1500m決勝 世界女王キピエゴンが圧巻の走りで連覇! ぶっちぎりのスパートでライバル対決制す【世界陸上ブダペスト】(8月23日)
女子1500m決勝は世界記録保持者のF.キピエゴン(29、ケニア)が最後までトップを貫き、3分54秒87で2連覇。2大会ぶりの金メダルを狙ったS.ハッサン(30、オランダ)は3分56秒00で銅メダルとなった。
快挙!三浦龍司が男子3000m障害で日本勢史上初となる6位入賞!ゴール直前に順位落とし「詰めの甘いところが出た」青木は14位【世界陸上ブダペスト】(8月23日)
男子3000m障害で日本勢として20年ぶりに決勝に進んだ三浦龍司(21、順大)が8分13秒70の6位。東京五輪で7位入賞の三浦が、世界陸上でも日本人として史上初の入賞を果たした。三浦とともに決勝進出を果たした青木涼真(26、Honda)は8分24秒77の14位だった。日本人の決勝進出は2003年パリ大会の岩水嘉孝以来。最高順位は岩水の11位。
男子400m準決勝 佐藤風雅が日本歴代3位の44秒88 佐藤拳太郎は予選に続く44秒台、中島佑気ジョセフも自己新の大健闘【世界陸上】(8月23日)
日本勢3選手が準決勝に進む快挙となった男子400m。予選で44秒77の日本記録をマークした佐藤拳太郎(28、富士通)は44秒99の1組5着。佐藤風雅(27、ミズノ)は日本歴代3位、自己ベストの44秒88をマークするも2組4着、3組3着の中島佑気ジョセフ(27、ミズノ)も45秒04で自己ベストの走りを見せたが、いずれも決勝進出条件(各組2着+3着以下タイム上位2人)を満たせず。日本人32年ぶりとなる決勝進出はならなかった。
男子走高跳 赤松諒一が2m25で8位 日本勢2大会連続入賞【世界陸上ブダペスト】(8月23日)
男子走高跳の決勝は予選を1位タイで通過していた赤松諒一(28、アワーズ)が2m25で8位入賞。前回大会を2m27で8位入賞を果たした真野友博(27、九電工)に次ぐ日本勢2人目の入賞となった。
女子100mハードル日本勢3選手は予選敗退 寺田明日香「他の選手の背中を見るレースになり悔しい」【世界陸上ブダペスト】(8月23日)
女子100mハードルの予選に寺田明日香(33、ジャパンクリエイト)、青木益未(29、七十七銀行)、田中佑美(24、富士通)の日本人3選手が出場。全体的にハイレベルなレースとなったなか、3選手ともに13秒台と自己ベストからは遠く、予選敗退となった。準決勝進出条件は各組4着+5着以下タイムの上位4人。
男子400mで佐藤拳太郎が日本記録を32年ぶりに更新できた理由 サニブラウンは2大会連続入賞【世界陸上ブダペスト第2日】(8月22日)
世界陸上ブダペスト大会2日目に、日本陸上界にとって歴史的な記録が誕生し、歴史的な偉業が達成された。男子400mでは予選1組の佐藤拳太郎(28、富士通)が44秒77で2位。91年世界陸上と92年バルセロナ五輪で入賞した高野進が持つ、44秒78の日本記録を32年ぶりに0.01秒更新した。
泉谷駿介 次は「メダルを狙おうと思ってます」男子110mHで日本勢初5位入賞【世界陸上ブダペスト】(8月22日)
男子110mハードル決勝、13秒19で5着と世界陸上・五輪を通じて日本勢初の入賞を果たした泉谷駿介(23、住友電工)。レース後のインタビューではこの経験を糧に初の「メダル」獲得への意欲を新たにした。
女子100mは全米女王のリチャードソンが大会記録の10秒65で金メダル!前回女王フレイザープライスは銅【世界陸上ブダペスト】(8月22日)
女子100m決勝で全米選手権を制したS.リチャードソン(23、アメリカ)が大会記録の10秒65(-0.2)で金メダルを獲得。自己ベスト(10秒71)を0秒06更新した。
男子110mH泉谷駿介、両足つるハプニングも13秒19で日本勢初の堂々5位入賞!「悔しいけどいい経験」ホロウェイが3連覇【世界陸上】(8月22日)
男子110mハードルで日本人初の決勝進出を果たした日本記録保持者の泉谷駿介(23、住友電工)が、13秒19(±0.0)の5着。メダル獲得は逃したが、同種目で世界陸上・五輪を通じて日本勢初の入賞を果たした。
快挙!男子110mハードルで泉谷駿介が日本人初の決勝進出 13秒16の1組1着、着順で同日の決勝へ【世界陸上ブダペスト】(8月22日)
男子110mハードル準決勝で日本記録保持者の泉谷駿介(23、住友電工)が13秒16(‐0.2m)をマークし1着でゴール。決勝進出条件(2着以内プラス3着以下はタイム上位2人)を着順で満たし、日本人初の決勝進出を果たした。
男子400mハードル黒川和樹は準決勝敗退も自己ベストの48秒58 2大会ぶりの金狙うワーホルムは余裕の決勝進出【世界陸上ブダペスト】(8月22日)
男子400mハードルで2大会連続準決勝に進んだ黒川和樹(22、法政大)は48秒58で4着。自己ベストを更新する走りを見せたが、決勝進出条件(2着以内プラス3着以下はタイム上位2人)に入ることができず、初の決勝進出はならなかった。
女子400mハードル初出場の山本亜美、宇都宮絵莉は予選敗退 優勝候補のF.ボルは余裕の走りで準決勝進出【世界陸上ブダペスト】(8月22日)
女子400mハードル予選に、世界陸上初代表の山本亜美(21、立命館大)と宇都宮絵莉(30、長谷川体育施設)が出場。日本選手権3連覇中で2組7レーンを走った山本は、後半に失速し57秒76の組最下位。宇都宮も終盤に伸ばせず、4組を57秒98の8着で予選敗退となった。
男子100m決勝 サニブラウン6着で2大会連続の入賞!10秒04の好タイムで有終の美も「マジで悔しいですね」【世界陸上ブダペスト】(8月21日)
男子100m決勝でサニブラウン アブデルハキーム(24、東レ)が10秒04の6着でフィニッシュし、同種目2大会連続の入賞を果たした。
男子10000m決勝 田澤廉が28分25秒85で15位 世界記録保持者のチェプテゲイが驚異のスパートで3連覇【世界陸上ブダペスト】(8月21日)
男子10000m決勝に田澤廉(22、トヨタ自動車)が2大会連続で出場し、28分25秒85で15位。前回の20位を上回る結果を残した。金メダルは世界記録保持者のJ.チェプテゲイ(26、ウガンダ)で、19年ドーハ、22年オレゴンに続き3連覇を達成した。
女子1500m準決勝 田中希実は4分06秒71で準決勝敗退 世界女王キピエゴンは順当に決勝進出【世界陸上ブダペスト】(8月21日)
今大会1500mと5000mの2種目にエントリーしている田中希実(23、New Balance)が1500m準決勝で4分06秒71の1組12着。2種目での決勝進出を目指していたが、最初の種目、1500mは準決勝敗退となった。
男子100m準決勝 サニブラウンが9秒97で2大会連続の決勝進出!1組2位の着順で決める、栁田大輝は敗退【世界陸上ブダペスト】(8月21日)
男子100m準決勝でサニブラウン アブデルハキーム(24、東レ)が9秒97(+0.3m)をマークし、組2着で2大会連続の決勝進出を果たした。9秒台は昨年の世界陸上の予選(9秒98)以来。
男子110mH泉谷駿介13秒33で余裕の準決勝進出!日本勢初の決勝へ「メダルは狙えそうだったら」【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
男子110mハードルで日本人初の決勝進出が期待される日本記録保持者の泉谷駿介(23、住友電工)が、予選2組を走り13秒33を(+0.5)マーク。余裕の走りで2着に入り、着順で2大会連続となる準決勝進出を果たした。
男子走高跳 赤松諒一が日本勢2大会連続の決勝進出 真野、長谷川は予選敗退【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
前回予選敗退の赤松諒一(28、アワーズ)が2m28まで失敗することなく決勝進出を決めた。真野と長谷川は予選敗退となった。
男子400mハードル黒川和樹が48秒71で2大会連続準決勝進出!初出場・児玉、5回目の岸本は敗退【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
男子400mハードルの予選(4着+4)で黒川和樹(22、法政大学)が今季自己最高の48秒71をマークし5組3着。2大会連続の準決勝進出を決めた。
男子400m佐藤拳太郎が日本記録の44秒77で準決勝進出!32年ぶりに0秒01更新「日本記録は絶対と思っていた」【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
男子400m予選で佐藤拳太郎(28、富士通)が44秒77をマークし32年ぶりとなる日本記録更新。1991年の高野進さんの記録を0秒01更新し、準決勝進出を決めた。
女子20km競歩 藤井菜々子14位で3大会連続入賞ならず 初出場の柳井31位、梅野36位【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
3大会連続出場の藤井菜々子(24、エディオン)、現役大学生の梅野倖子(20 、順天堂大 )、柳井綾音(19、立命館大)の3選手が出場。2019年ドーハ大会、2022年オレゴン大会で入賞を果たしている藤井は1時間30分10で14位。3大会連続の入賞はならなかった。
【為末大さん解説】「覚醒する可能性を秘めている」男子400mH黒川和樹は「ちょっと面白い感じ」(8月20日)
世界陸上ブダペスト(8月19日~27日)に出場する男子400mハードルの黒川和樹(22、法政大)と児玉悠作(22、ノジマT&FC)を日本記録保持者、為末大さん(45)が解説。同種目で2回(2001エドモントン、2005年ヘルシンキ)銅メダルを獲得している為末さんは、現役大学生で2大会連続出場の黒川について「これから伸びていく選手」と期待を込めた。
「ドラゴンボールでいうフュージョンしたら出てきた感じ」 為末大さん、110mH・泉谷駿介は「金銀ありえる」【世界陸上】(8月20日)
世界陸上ブダペスト(8月19日~27日)で、男子110mハードルの日本記録保持者・泉谷駿介(23、住友電工)が日本人史上初のメダルを狙う。世界陸上2大会(2001エドモントン、2005年ヘルシンキ)で男子400mハードルの銅メダルに輝き、同種目の日本記録保持者・為末大さん(45)も「全然レベルが違う期待感」と太鼓判を押す。
“大の陸上好き”男子110mH泉谷駿介が日本人史上初の決勝&メダルへ 世界との差から生まれた“世界一”の速さ【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
世界陸上ブダペスト(8月19~27日)で、男子110mハードルの日本記録保持者、泉谷駿介(23、住友電工)が日本人史上初のファイナル進出を狙う。
彼の強さの秘訣は、身体能力の高さ。武相高校(神奈川)3年時は、「走る・跳ぶ・投げる」の総合力を競い、キングオブアスリートと称される八種競技でインターハイチャンピオンに輝いた。
「ボルトの世界記録が目じゃないくらいすごい」男子400mHの“超人”ワーホルムは「50年先の記録を先取った感じ」【為末大さん解説】(8月20日)
8月19日に開幕する世界陸上ブダペストで世界記録更新が期待される男子400mH世界記録保持者のK.ワーホルム(27、ノルウェー)。“超人”ワーホルムはどれほどすごいのか。世界陸上2大会(2001エドモントン、2005年ヘルシンキ)で男子400mHの銅メダリストに輝き、日本記録保持者の為末大さん(45)は「50年先の記録を先取っちゃったみたいな感じ」と絶賛する。
混合4×400mリレーで世界新!アメリカが3分08秒80で2大会ぶり金 ゴール直前で転倒のオランダかわす【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
混合4×400mリレー決勝で、アメリカが3分08秒80をマーク。2019年にアメリカが記録した3分09秒34を0秒54上回る世界新記録で、金メダルを獲得した。
女子10000m決勝 廣中璃梨佳が7位入賞!31分35秒12の今季自己最高 五島莉乃は20位【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
女子10000m決勝は日本から廣中璃梨佳(23、JP日本郵政グループ)と五島莉乃(25、資生堂)が出場。廣中が31分35秒12の今季自己最高をマークし7位入賞、五島は33分20秒38の20位だった。
男子100m予選 サニブラウンが10秒07で準決勝進出!栁田も組3着で予選通過、坂井は組5着で敗退【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
男子100m予選にサニブラウン アブデルハキーム(24、東レ)、坂井隆一郎(25、大阪ガス)、栁田大輝(20、東洋大)の日本人3選手が登場。予選通過は各組3着プラス4着以下タイム上位3人。
女子走幅跳・秦澄美鈴は6m41で全体23位 2大会連続の予選敗退【世界陸上ブダペスト】(8月19日)
女子走幅跳の予選に日本記録保持者の秦澄美鈴(27、シバタ工業)が登場。6m41で、決勝通過ラインの6m80以上または上位12人に入れず、決勝進出はならなかった。
田中希実1500m予選1組6着で準決勝進出!今季自己ベストの4分04秒36【世界陸上ブダペスト】(8月19日)
今大会1500mと5000mの2種目にエントリーしている田中希実(23、New Balance)が最初の出場種目1500m予選で4分04秒36の1組6着。各組6着までが進むことができる準決勝へ進出した。
男子3000m障害の三浦龍司・青木涼真が日本勢20年ぶりの決勝進出!「表彰台狙う走りを」【世界陸上ブダペスト】(8月20日)
男子3000m障害の予選に出場した東京五輪7位で日本記録保持者の三浦龍司(21、順大)が、予選3組で8分18秒73の4着。予選1組に出場し5着だった青木涼真(26、Honda)とともに、2003年パリ大会の岩水嘉孝以来、日本勢20年ぶりの決勝に進出した。決勝へは各組5着までが進む。
男子20km競歩は日本勢入賞ならず 池田向希が“独歩”も序盤のハイペース響き15位 3連覇狙った山西は25位【世界陸上】(8月19日)
世界陸上ブダペストは今大会最初の種目となった男子20km競歩で前回大会銀メダルの池田向希(25、旭化成)が1時間19分44秒(速報値)の15位。初出場の古賀友太(24、大塚製薬)が日本人最上位の12位に入ったが、日本人選手4人の入賞はならなかった。5大会連続出場の髙橋英輝(30、富士通)は21位、19年ドーハ、22年オレゴンの金メダリストで3連覇を狙った山西利和(27、愛知製鋼)は25位だった。