(関西大学 河田惠昭特別任命教授)「もっと大きな被害が出る。心配しているのは、想定は一応M7.3と、阪神・大震災と同じように規模をおいているが、7.3で起こる保証はない。しかも関東ローム層に覆われているので、活断層の長さなんてわからない」


地下鉄・羽田空港・首都高速・新幹線、超高層ビル、すべて震災後に作られました。河田特別任命教授はそのリスクを指摘します。


(関西大学 河田惠昭特別任命教授)「関東大震災の時は地下鉄は無かった。当時無くて、いまあるものはいっぱいある。しかもそれは関東大震災級の揺れを経験していない。大丈夫だとの保証はない。直接死で亡くなるとして、5万から10万」

■解決が必要な「過密リスク」は限界


関東大震災研究の第一人者で国の首都直下地震検討会の委員も務めた名古屋大学の武村雅之特任教授は、過密リスクはすでに限界と語ります。

(名古屋大学 武村雅之特任教授)「群衆事故で人が大量に死ぬ。各地で起こるかもしれない。どうしても解決しなくてはいけないのは過密。容積率をどんどん緩和していくということがおかしい」