台に乗せるだけで時間を計る、電池を使わないカップ麺タイマーが注目を集めています。このタイマーを製作した男性は山形市の東北芸術工科大学の卒業生で、卒業制作でも驚きの発表をしていました。

からくり仕掛けの作品などを製作している宮城県出身の鈴木完吾さん。以前は山形市の東北芸術工科大学で学んでいました。

書き時計(撮影2016年)

その時、卒業制作として発表したのが、「書き時計」です。最大の特徴は名前の通り、時間を「書いて」知らせてくれることです。

書き時計・時間を書いて表示する(撮影2016年)
書き時計・時間を書いて表示する(撮影2016年)
書き時計・時間を書いて表示する(撮影2016年)

400個の木製部品を使って作られたこの「書き時計」は、丸や楕円形など大小さまざまな歯車がかみ合い、ホワイトボードに文字を書き、消して、また書き、時を知らせてくれます。見た目の美しいからくり時計です。

鈴木完吾さん(当時)「からくりの中で時計を使うのが、一番見ていて楽しいものができるんじゃないかと思っている」