鳥取警察署は13日、酒気を帯びた状態で電動キックボードを運転したとして、会社員の男性を書類送致したと発表しました。電動キックボードの交通違反の検挙は鳥取県では初めてです。

道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送致されたのは、鳥取市に住む会社員の男性(30代)です。

警察によりますと、男性は2月17日午後9時50分ごろ、鳥取県鳥取市の市道で、酒気を帯びた状態で電動キックボードを運転した疑いです。

通行人から「キックボードで転倒してけがをしている人がいる」との通報を受け、警察官が現場へ駆け付けたところ、呼気1リットルあたり0.77ミリグラムのアルコール分が検出され、酒気帯び運転で単独転倒したことが判明したということです。

鳥取警察署は所要の捜査を行い、13日、鳥取地方検察庁に書類送致しました。

男性は電動キックボードを運転中に、道路脇の縁石にキックボードをこすって転倒したと見られ、顔をけがしました。軽傷だということです。

男性は「事故の前に会社の同僚と、かなりお酒を飲んでいた。飲酒運転になることは分かっていた」と話しているということです。

電動キックボードの交通違反の検挙は、鳥取県では初めてです