■生産量日本一 北海道では

と ころが今年は生産量日本一の北海道で異変が起きていました。2021年は記録的な猛暑、雨不足で干ばつ、収穫量が約3割減りました(前年比)。

北海道・栗山町 玉ねぎ生産者 川合裕二さん
「玉ねぎが太る時期に太ることができなかった。せんべいのように平べったくなってしまって栄養がなかなか行き届かなかった」今年は気温で言いますと、東京より札幌の方が最高気温が高い日が11日もありました。25℃を超えると生育はなかなか芳しくないと言われている玉ねぎ。これどういう天候状況でしょうか?

國本未華 気象予報士:
北海道は多くのところで25℃を超えていますし、今このオホーツク海側の北見周辺でも28℃台とかなり暑いんです。上空の暖かい空気と、さらにフェーン現象、風向きも変わって極端な暑さになっています。
一旦ピークは超えるんですけど、全体を通してみるとこの先も夏にかけて気温が高いので、ちょっと2021年ほどまではいかなくても、暑さは引き続き注意が必要です。

■玉ねぎ 本州以南は寒すぎて…

井上貴博キャスター:
北海道は暑さのダメージが玉ねぎにありそうです。一方で北海道以外、本州はどうでしょうか?違う要因が見えてきました。

ご紹介するのは千葉の白子町「白子玉ねぎ」です。辛みが少なくて水分たっぷりというのが特徴です。
今年を振り返ると、▼1月から2月、雪が3回降りました。雪だとやはり生育不良になります。ようやく雪のシーズンが終わったと思っていると▼3~4月に雨のシーズンが前倒しでやってきました。葉っぱが枯れてしまう、根が腐ってしまうなどなど、収穫できない農家さんも増えてきました。

JA長生白子支所 担当者
「小ぶりでも販売できるものは、急いで収穫している最中です」これからのシーズンまた梅雨がやってきます。梅雨前に本来はすべて出荷したいものですが、11日には鹿児島・奄美地方で平年より1日早い梅雨入りの発表がありました。
関東甲信ですと、梅雨入りは例年6月ぐらいですか?

國本気象予報士:
6月7日頃なんですが、今年ちょっと全体に前倒しで雨のシーズンが来そうです。梅雨入りにとらわれず、5月中から雨の量が多そうなので梅雨入りも重要な情報ではあるのですが、引き続き雨は多そうです。

井上キャスター:
北海道は暑さで厳しそう、本州も雨で厳しそうとなると国産の玉ねぎはこの後も厳しい状況が続きそうです。

ホラン千秋キャスター:
やはり農作物は長い時間をかけて育てますので、今の天気ではなくて少し前の天気というのがこの収穫に大きく影響してくるんですね。

オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
2021年の夏ごろから玉ねぎ農家さんの間で「今年は天気の影響がかなり出るんじゃないか」って話が出ていました。やっぱり気候の影響っていうのはタイムラグが出てしまうので、実は先に予測できたりもするのかなっていうのは今回の件で思いました。
特に玉ねぎとかだとハウスとかではなくて路地で栽培をしているので、どうしてもやっぱり雨の影響というのは本当に大きくて、北海道の方も雨が降ってないとき頑張って水やりとかはするんですけど、そもそも面積が広大ですし、やっぱり雨の分は補えないので、やれることも限られてしまっているというのが正直あって、どうしようもない状況というのは当時から言われていましたね。

ホランキャスター:
それが私たち消費者にとっても表面化したっていうことですね。玉ねぎの他にも、農作物というのは現状どのような状態なのでしょうか?

秋元さん:
玉ねぎの生産量のうち65%は北海道なので、そこの地域が影響受けているって意味で言うと一番価格に影響出ているのはやっぱり玉ねぎかなと思います。